カリキュラムガイド 一覧
[2] 学部のカリキュラム
情報理三亚赌场,香港赌场 > 知能情報システム学科
教育目標
本学科では、AI(人工知能)やデータサイエンスに関する技術を活用し、高度情報化社会を創造するために、コンピュータサイエンスを深く学ぶ。その上で、数理工学に基づいた学習理論、生成AI、自然言語処理などAIやデータサイエンスに関する技術、XRや量子コンピューティングなどの先端情報技術を幅広く修得する。加えて、新たな価値の創出が求められる社会において、修得した先端情報技術を社会実装できるイノベーション力を備えた人材を育成する。
キーワード
- AI
- 学習理論
- データサイエンス
- XR(クロスリアリティ)
- 量子コンピューティング
- イノベーション
知能情報システム学科 科目概要
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C101 知能情報入門とキャリアデザイン
社会を支える「ものづくり」の基盤である機械分野、電気?電子分野、情報分野の技術について、工学と社会さらには地域とのつながり、歴史および現在、未来の技術について学び、「自ら考えて行動する技術者」となる意識を明確にする。各分野における学ぶ領域、学問の拡がりを学び、各自の将来の目標、夢を実現するためのキャリア形成を意識して、修学計画能力を身に付け、今後の学習姿勢を確立する。「覚える?暗記する」学習ではなく、現象や物事の本質を論理的に考える力(科学力)、デザイン力の醸成を目標とする。
行動目標●現代社会における情報理三亚赌场,香港赌场の役割を理解し、自身の修学計画を立案することができる。知能情報システム学科の「学ぶ領域」、研究分野を理解し、今後の勉学の方法、履修計画について考えることができる。知能情報システム学の基礎である計算機の仕組みとプログラミングの役割について説明できる。情報技術を利用したソリューションが果たす役割を説明できる。情報技術により提供するサービスがどんな仕組みか説明できる。自身のキャリア形成プロセスを自身の言葉で述べ、それを第三者に伝える事ができる。 -
C102 知能情報プログラミングⅠ
この科目の学習教育目標は、データサイエンスやAIでよく用いられるプログラミング言語であるプログラミング言語 Python で基本的なプログラムを作成し、実行できるようになることである。具体的には、適切な開発環境を自分のパソコンに用意でき、下記概要に記した Python の文法事項を理解したうえでプログラムが書け、書いたプログラムを実行できるようになることが目標である。
行動目標●プログラムを実行するまでにどのような操作が必要か、流れを説明できる。変数に値を代入することができ、様々な方法で変数の値を表示することができる。適切な名前を持った変数および演算子をもとに式を作り、式を評価して結果を得ることができる。リストやタプルを定義し、それを利用するプログラムが記述できる。条件分岐や繰り返しなど、基本的な制御構文を適切に用いたプログラムが記述できる。比較的簡単な仕様を満たす関数を定義することができる。 -
C103 コンピュータシステム基礎
AI?IoTが身近になった現代、そのコンピュータシステムの能力を十分に活用する、あるいは新しいコンピュータシステムの開発を行うためには、現在のコンピュータの計算機構に対する深い理解が不可欠である。情報はどのようにデータとして計算機に蓄えられ、蓄えられたデータはどのようにコンピュータによって処理されるのかを論理回路を通して学び考える。本科目を修得することによりコンピュータの構成と命令について説明することができ、簡単な機械語プログラムの読み書きができるようになることを目指す。
行動目標●2-10進の基数変換および加減算ができる、情報のコード化について説明できる。中央処理装置、主記憶装置、レジスタ、番地と記憶内容の違いについて説明できる。命令の実行サイクル、基本的な機械命令の機能について説明でき、簡単なプログラムを記述できる。論理ゲート素子(AND、OR、NOT等)で構成された回路の動作を説明できる。エンコーダ、デコーダ、マルチプレクサの動作を説明できる。全加算器を用いたnビット加算回路を構成できる。 -
C104 離散数学
最近のAI技術には数学的な知識を必要とするものが増えてきている。本科目では情報工学で必要とされる数学的知識を身につけることを目標とする。本科目で学んだことは後継科目で必要となるので、十分に理解しておく必要がある。
行動目標●命題論理式の真偽の計算ができる。同値類による類別ができる。剰余演算が行える。群の同型が説明できる。有限体上の多項式の加減乗除ができる。 -
C105 論理回路
AIやデータサイエンスの演算基盤となるハードウェア構成の基礎を学ぶ。「コンピュータシステム基礎」等で学んだ理想化されたモデルに対し、本講では主として、部品として構成される簡単な論理回路、システムを対象とする。基本論理ゲートで構成される組合わせ論理回路、さらにフリップフロップを用いて構成される順序論理回路設計の基礎を学習する。
行動目標●正?負2進数の加減算、乗算の演算ができる。論理ゲート素子(AND、OR、NOT等)で構成された組合わせ論理回路の動作を説明できる。カスケードデコーダの動作を説明できる。各種フリップフロップによる記憶の仕組みを説明できる。加算回路と汎用レジスタによる積算回路を構成できる。シフトレジスタおよびカウンタ回路を構成でき動作を説明できる。 -
C106 情報ネットワーク
現在のインターネットを支えるプロトコル群であるTCP/IP、また関連する様々な通信技術の知識と理論を学習する。このことにより、LANやWANなどのコンピュータネットワーク、さらにはWWWがどのようなものであるのかを理解し、ネットワーク運用に関する基礎的なスキルを身に付ける事を目標とする。
行動目標●コンピュータネットワークの基本的な仕組みについて説明できる。OSI参照モデル、TCP/IPにおける各層の機能を説明できる。インターネットの基本的な仕組みについて説明できる。ネットワークの基礎的なコマンドやツールを使えネットワーク診断ができる。 -
C107 知能情報プログラミングⅡ
先行科目のプログラミングⅠに引き続き、データサイエンスや機械学習でよく用いられるプログラミング言語であるPythonの基礎をさらに学び、より複雑なプログラムを作成できるようになることを目標とする。具体的には、オブジェクトの操作、イテレータ、ファイル処理などについて学ぶ。
行動目標●辞書やセットなどを用いたPythonのプログラムを記述できる。オブジェクトを使用したPythonのプログラムを記述できる。イテレータを適切に利用してデータを操作するPythonのプログラムを記述できる。Pythonの例外処理の仕組みを理解する。テキストファイルを処理するPythonのプログラムを記述できる。 -
C108 知能情報プログラミングⅢ
本科目では、プログラミング言語Javaの基礎を学ぶ。具体的には、コンパイルと変数の静的型付けが必要なプログラミング言語Javaの基礎を理解し、基本的なプログラムの作成ができるようになることと、作成したプログラムの実行ができるようになることが目標である。
行動目標●Javaのプログラムを実行するまでにどのような操作が必要か、流れが説明できる。変数の型を適切に用いたJavaのプログラムが記述できる。条件分岐を適切に用いたJavaのプログラムを記述できる。繰り返しを適切に用いたJavaのプログラムを記述できる。配列を適切に用いたJavaのプログラムを記述できる。メソッドを適切に用いたJavaのプログラムを記述できる。