カリキュラムガイド 一覧
[2] 学部のカリキュラム
三亚赌场,香港赌场 > 環境土木工学科
教育目標
激甚化する災害を防ぎながら、地域の自然?文化と調和する、安全で安心、健康で持続性のある環境づくりが求められている。本学科では、山?平野?海に恵まれた北陸を主な調査?実践のフィールドとし、ICTを取り入れた次世代型の土木技術を活用しながら、道路?鉄道?港などのインフラの整備とともに、地域の自然や文化と共生する環境の構築について学習し、グローバル時代の国際開発も意識した、幅広い計画?設計?施工?メンテナンス?運営できる人材を育成する。
キーワード
- 市民生活の安全?安心や「暮らしやすさ」を支えるインフラ
- 国土?地域と都市の計画?デザイン
- 地域の文化?環境の継承と構築
環境土木工学科 科目概要
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K501 環境土木工学入門とキャリアデザイン
環境土木工学と社会さらには地域とのつながり、歴史、および現在?未来の技術について学び、「自ら考えて行動する技術者」となる意識を明確にする。大学および大学院で学習する学問の拡がりを学び、各自の将来の目標?夢を実現するための、大学院進学を含むキャリア形成を意識して、修学計画能力を身に付け、今後の修学を計画する。
行動目標●現代社会における三亚赌场,香港赌场?環境土木工学科の役割を理解し、自身の修学計画を立案できる。環境土木工学科の「学ぶ領域」を理解し、今後の履修計画について主体的に考えることができる。構造物の設計?施工?維持管理について概略を説明できる。自然環境の活用(GX)について概略を説明できる。空間情報の計測?分析?評価(DX)について概略を説明できる。自身のキャリア形成プロセスを自身の言葉で述べ、それを第三者に伝えることができる。 -
K502 測量学Ⅰ
人間をとりまく自然環境、人工環境を構成する「もの」の位置、大きさ、相互関連を調査?計測するための技術である測量について学習する。測量に関する法律、公共測量作業規程や測量に関する基礎的な知識を身につけるとともに、観測値処理、距離測量、水準測量、などの各種測量方法の原理、使用機器、特性など、測量の基本について学習する。新しい測量技術であるGNSSおよびGISなどの空間情報技術は紹介にとどめ、詳細を測量学Ⅱで学ぶ。
行動目標●各種測量方法および空間情報工学の原理、使用機器の特性について説明できる。地形に応じた測量方法や目的に応じた測量方法を正しく選択できる。「空間情報工学」や「設計?計画」の見識を一層深めることができる。測量士?測量士補の国家試験のうち基礎および応用の問題を解くことができる。測量および空間情報工学の重要性について、専門基礎能力との関連を含めて説明することができる。 -
K503 構造力学Ⅰ
土木構造物はその設計条件から定まる外力(荷重)に対して、安全で、かつ耐久性能を有し、経済性をも考慮して設計されなければならない。この設計に必要となる構造力学の基礎を学ぶ。まず、剛体の静力学(力の合成?分解、力のつり合い)の考え方を学ぶ。次に、静定構造物に作用する外力の力のつり合い(荷重と支点反力)の考え方を学ぶ。この学習を基に、外力によって生じる"はり"構造の部材内の内力(断面力:せん断力、曲げモーメント)の考え方を切断法により習得する。なお、はり構造の断面力の計算は、構造力学の基礎になる内容である。
行動目標●1.力の3要素、力の法則を理解し、力の合成?分解の計算ができる。2.力の効率(モーメント)を理解し、力の合成?分解の計算ができる。3.自由物体を理解し、力のつり合い条件式を基につり合い計算ができる。4.静定構造の支点条件を理解し、外力のつり合い条件から支点反力を求めることができる。5.静定ばりの断面力(曲げモーメント、せん断力)とその図を求めることができる。6.断面一次モーメント、断面二次モーメントを求めることができる。 -
K504 土木数理
環境土木工学の基礎を理解するためには、多くの数学的な基礎を必要とする。
環境土木工学で利用される基礎数学について学び、それらを応用できる能力を得ることができる。これらは、環境土木工学科で開講される専門基礎科目や専門応用科目を修得するために必要不可欠である。
行動目標●1次方程式?2次方程式の応用問題を解くことができる。指数関数?対数関数の応用問題を解くことができる。三角関数の応用問題を解くことができる。微分?積分の応用問題を解くことができる。 -
K505 環境土木工学設計Ⅰ
本科目は、環境土木工学分野の導入科目であり、「工学大意(環境土木)」で学習した学部全体の内容を深めるための、環境土木工学科に特化した科目である。大学および大学院で学習する環境土木工学全般の構成と概要を体系的に学ぶことにより、環境土木工学に関する理解を深めることができ、その上で学習目的を自覚し、技術者としての目標を設定できる。また、環境土木業界の分野や仕組み、および過去から未来に繋がる土木史を理解できる。これらを踏まえて、大学院進学を含む、自己のキャリアパスをデザインできる。
行動目標●環境土木工学科および専攻における学習の概要を理解できる。環境土木業界の概要を理解できる。自己のキャリアパスを設計できる。 -
K506 測量学Ⅱ
人間をとりまく自然環境、人口環境を構成する「もの」の位置、大きさ、相互関連を調査?設計するための技術である測量の基礎および応用を身につける。測量学Ⅱでは新しい測量分野であるGIS、GNSS、リモートセンシングなどのジオインフォマチックス(空間情報工学)についての知識を得る。具体的には基準点測量、GNSS測量および地理情報システムなどである。なお、一部の授業は反転授業として実施する。
行動目標●各種測量法および空間情報工学の原理、使用機器、特性について説明できる。地形に応じた測量方法や目的に応じた測量方法を正しく選択できる。「空間情報工学」や「設計?計画」の見識を一層深めることができる。測量士、測量士補の国家試験のうち基礎的および応用の問題を解くことができる。測量および空間情報工学の重要性について、専門基礎能力との関連を含めて説明することができる。反転学習の運営に関して積極的に関与できる。演習問題?試験問題案をシニアSAと協働で作成できる。 -
K507 アカデミックライティング
「環境土木とキャリアデザイン」を引き継ぎ、郷土の土木構造物や土木技術者を具体的な対象として、環境土木工学の本質を理解すると共に、「修学基礎A」を引き継ぎ、土木専門分野におけるレポート作成スキルを身につける。また、問題発見、問題解決するプロセスにおいては、自己の考えや主張をレポートとしてまとめ、情報を発信する能力が必要である。そのため、環境土木の専門性に則したテーマでレポートの作成手順を学習するとともに成稿することにより、専門科目のレポートおよび論文作成の基礎的能力を養う。
行動目標●環境土木分野の本質に気付き、レポートのテーマを設定できる。テーマに即した文献や資料を探し、内容を把握し、適切に参照、引用できる。土木専門分野の書式に即した適切なレポートを作成できる。 -
K508 構造力学Ⅱ
構造力学Ⅰに引き続いて、構造力学Ⅱを学ぶ。本科目では材料の性質と強さ、応力とひずみの関係、各種図形の断面諸量を学んだ知識を基に、部材の応力、特にはり部材の曲げ応力とせん断応力の求め方、およびそれらの図の描き方を学ぶ。また、静定ばりの影響線の原理を学び、これを利用して支点反力、せん断力、曲げモーメントの断面力を求める方法を習得する。
行動目標●応力とひずみの関係を説明できる。組み合わせ図形の断面諸量を求めることができる。部材の応力を理解し、はりの曲げ応力とせん断応力を求めることができる。影響線を用いて、支点反力、せん断力および曲げモーメントを求めることができる。 -
K509 アカデミックドローイング
地域環境の計画?デザインにおいては、対象地を客観的に調査した上で、空間的に表現しながら問題を発見し、解決までの道筋を組み立てる技術が必要である。本講義では、地域計画?デザインの基礎的技術として、身近な環境を対象に、フィールド調査の手法とともに、その分析と提案の検討のためのグラフィカルな表現について基礎的な能力を養う。
行動目標●空間を構成する諸要素間の関係性や人の活動との関係性を空間的に分析することができる。空間的な分析?提案をする上で適切な表現手法を選択することができる。空間的な分析?提案を伝えるためのプレセンテーション資料を構成することができる。