カリキュラムガイド 一覧
[2] 学部のカリキュラム
基礎教育部 > 修学基礎教育課程
教育目標
「自ら考え行動する創造的探究?実践人材」の礎となる広範な教養(日本語表現力、技術者倫理、日本文化?歴史と国際社会、健康と体力)と人間力(社会に適応する力)を体得する。また修学の基本となるルールとスキルを修得した上で、自主的?継続的な学習習慣と健康的な生活スタイルを形成し、それらを自己管理する力を身につける。さらにキャリアデザインを日常的に意識し行動する態度を身につける。これらの教育と学修を通して、生涯にわたって自律的に学修を継続でき、心身ともに健康で豊かな人生を創造できる人材を育成する。
キーワード
- 学習習慣
- 自己管理能力
- 広範な教養
- 人間力
- キャリアデザイン
- 生涯学習
修学基礎教育課程 科目概要
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G001 修学基礎A
本学での学習環境を把握し、学業継続を妨げる生活リスクを理解した上で、よりよい学習と生活のための計画を立てることができる。さらに、その計画のもとで自己管理を行い、学習に意欲的に取り組むことができる。また、共同の重要性も認識し、実践することができる。本学学生に期待される学習と生活に取り組む適切な姿勢を「学修支援システム」などを活用して身につけることができる。 本学の様々な授業形態や学習スタイルを理解し、その基礎を身につけることができる。
行動目標●「一週間の行動履歴」などの作成を通して自己管理能力を高め、提出物の締切厳守を含めた「自ら学ぶ」姿勢を確立できる。学習内容を通して大学生活や社会に関心をもち、キャリアデザインの意識を高めることができる。講話を聴講し、講話内容の的確な整理を行うとともに、自身の見解を口頭および文章で表現することができる。文章作成の基本技術を学習し、ルールに沿った文章の作成ができる。グループ討議を通して自己の見解と他者の見解を対比させ、意見をまとめ、口頭および文章で発表?表現することができる。今後の学習目標を明確にするとともに、後学期の履修計画を立てることができる。 -
G002 修学基礎B
学習や生活に取り組む態度と方法の重要性をポートフォリオの作成やグループ討議などを通して認識し、積極的かつ継続的に行動することができる。キャリアデザインの重要性を理解し、在学中に身につけるべき能力について考える。自らのキャリアデザインの実現に向けて主体的に行動することができる。「社会」の状況を踏まえた小論文の作成などを通じ、論理的な文章を作成する上で必要な知識やスキルの基礎を身につけることができる。
行動目標●「1週間の行動履歴」を作成し、「1年間の達成度自己評価」と次年度の目標との対応を文章で報告することができる。講話を聴講し、講話内容の的確な整理を行うとともに、自身の見解を口頭および文章で表現することができる。グループ討議を通して自己の見解と他者の見解を対比させ、意見をまとめ、口頭および文章で発表?表現することができる。社会に関心をもち、「小論文」などの作成を通して、論理的な文章を作成することができる。「4年間の履修計画」や将来の展望を具体的に考え、文章で報告することができる。時間、提出物の締切、ルール、マナーなどを守る、グループ活動で協力するといった態度を養い、実践することができる。 -
G015 日本文学の世界
本科目の目的は、日本文学作品の読解を通じて鑑賞する能力を高めて心情を豊かにし、国語表現(特に手紙文や敬語)について学習して、文書による表現力を伸ばすことである。作品としては、韻文?説話?物語?随筆?軍記などの優れた古典文学作品に加え、明治時代以降の小説等を扱う。
行動目標●社会人の素養として国文学史の流れを理解し、基本的事項を文章で説明できる。我が国の文学について関心を深めた上で、自分なりの和歌を詠むことができる。作成上の規定に沿って各種課題を完成し、期限を遵守して提出できる。場に応じ、誤りのない文章を書くことができる。本科目における学生の達成すべき行動目標を自己評価できる。 -
G016 人間と哲学
知性?独創性を養うために、哲学者の思想に触れて、その内容を理解する力を身につける。またそれをもとに自ら考える力を身につける。さらに、哲学的思考を他者と討論することによって、自らの考えを持つと同時に、他者の考えを理解し、他者とともに考えることを実践し、批判的思考力を養う。これらを通して、人間力を備えた、自ら考え行動する技術者になるために必要な思考力を涵養する。
行動目標●哲学的な思考方法を理解し、それを具体的に説明できる。科学?技術と哲学的思考の関係について、自ら考えてそのプロセスと成果を表現することができる。科学?技術と哲学的思考の関係について、他者の考えを理解してそれを表現することができる。科学?技術と哲学的思考の関係について、他者ととともに考えてそのプロセスと成果を表現することができる。科学?技術と哲学的思考の関係について批判的に思考し、それを明確な文章によって説明できる。本科目における学生が達成すべき行動目標について自己評価することができる。 -
G017 法と社会
法は、日常生活や企業活動、行政に不可欠である。物を買ったり、借りたり、もらったりする身近な行動も、すべて法律にもとづく行為として説明できる。また、知的財産権や製造物責任などは、技術者にとって必要な法知識である。そこで、本講義は、法の知識を習得し、それを踏まえて、毎日報道される様々な事件について問題点を指摘し、論理的に考察して、自らの考えを明確に説明できるようになることを目的とする。
行動目標●時事問題に関心を持ち、現状を説明し、問題点を指摘して、その対策を文章で説明できる。さまざまな時事問題について、複数の価値観を客観的に示し、論理的な考察を明快に記述できる。法律に関する関する知識を理解した上で身につけ活用することができる。本科目の行動目標の達成度について自己評価できる。 -
G018 経済と社会
本科目の目的は、多様で複雑な現代において、人間の生活に大きく関わっている経済と、経済の主体の一つである会社について、機能や役割などの理解を深めることである。以上から経済の基礎的な知識、ならびに経済において大きな役割を担う会社について、制度や法律、社会への対応といったことの基礎的な知識を学ぶ。
行動目標●市場経済や経済政策の仕組みを理解し、現在の経済状況を説明できる。社会における会社の目的や役割を説明できる。会社の設立や存続に関する事例を調査し、考察できる。社会状況への対応を調査し、結果を考察できる。 -
G019 こころのはたらき
心理学は、個人的なものから社会的なものまで、様々なレベルの行動の背景にある「心」を科学的に理解しようとする分野である。技術者にとって、また社会人にとって、人間の行動を理解することは重要であり、心理学的な視点は自らのキャリア形成に非常に有効である。本授業では、①自他の行動を心理学的な視点から理解し、人間に対する洞察力を涵養すること、②人の心に関する講義や討議で得た知識やスキルをもとに、自己成長につなげることを目標とする。
行動目標●心理学の基礎用語をだいたい理解することができる。心理学の基礎概念や理論について自分なりに説明することができる。心理学の視点から、自他の理解を深めることができる。心理学の視点から自己や事例について思考し、文章やプレゼン等で説明することができる。学生が達成すべき行動目標を自己評価できる。 -
G023 グローバル社会(ヨーロッパ)
現代の日本文化形成の根底には、西欧との交流があった。この授業では、「書物」をテーマとして日欧交流の歴史を学び、グローバルな視野を獲得することを目指す。さらに、今日のグローバル社会において、今後どのように国際交流を深めてゆくべきか、他者と意見交換を重ねながら、自らの考えを深め、国際社会へ出て行く力をつちかうことを目標とする。
行動目標●書物の基礎的な知識を得る。日欧交流の歴史についての教養を深める。図書館やインターネットで、どのように調べ物をしたら良いのかを知る。引用のマナーを学ぶ。アナログ文化を体験する。グローバル社会における問題や自らの位置付けを問い、意見を持つ。 -
G025 芸術へのアプローチ
知性と教養?感性と徳性および技術者としての倫理観の涵養を図るために古今東西の造形芸術、特に絵画?工芸作品を通してそれぞれの持つ時代性や地域性を具体的に考察する。構図や彩色などの造形上の工夫を読み取ろうとする姿勢を通して、作品の底流にある作者の精神活動に思いを至らせる。さらに、その精神活動の基底に触れることによって、先人の生きることへの真摯な姿勢を理解し、前述の目標達成への手懸りとしたい。
行動目標●芸術作品特に絵画に対しては構図や彩色等の工夫を作品から読み取ることができる。作品を模写して作者の知性や感性を探ることができる。作者の意図や時代背景、精神的背景を理解できる。作品に描かれたことを自分のことばで文章にすることができる。芸術作品は一個人を超えた様々な影響を受けて生まれてくることが理解できる。本学科における学生の達成すべき行動目標を自己評価できる。 -
G027 技術者のためのコミュニケーション
技術者が仕事を進めるためには、専門分野の知識だけではなく、自分の考えていることを論理的にまとめ、明確に文章や口頭で他人に伝える力が必要である。同時に相手の言っている内容を正しく聴き、理解する力も求められる。さらに、チームを組んで仕事をすることが多いため、チーム内で信頼関係を築き、相乗効果を生むようなコミュニケーションを図る力も必要とされている。これらのスキルを講義と演習を通して体得する。
行動目標●コミュニケーションの基本である傾聴の技術について、文章で説明することができる。相手の話を正しく理解するために効果的な質問技法について、文章で説明することができる。物事を論理的に考え、整理し、わかりやすく伝える方法について、文章で説明することができる。チームにおけるコミュニケーションで大切な考え方や行動について、文章で説明することができる。本科目における学生が達成すべき行動目標を自己評価できる。 -
G037 企業の組織と戦略
"本学で学ぶ学生にとって、「企業」或いは「会社」は密接な関わりをもつ存在である。
本科目では、「企業」或いは「会社」に関する事例学習を通してその「組織」や「戦略」などを理解し、企業とその活動に知的な関心を払えるようになることを目的とする。
行動目標●「企業」或いは「会社」の存在意義を理解できる。「企業」或いは「会社」の活動内容を理解できる。「企業」或いは「会社」の戦略について基本的な考え方を理解できる。「企業」或いは「会社」の組織についてどのような仕組みで動いているのかを理解できる。「企業」或いは「会社」の経営に関する基本的な評価?分析結果を理解できる。 -
G060 実践ウェルビーイング
この授業の教育目標は、受講生が自分の人生を前向きにとらえ、意味のある目的を持って生きていくことを促進することである。対人コミュニケーションスキルの訓練を含む多くのポジティブエクササイズが用意されている。受講生はこれらのエクササイズに積極的に取り組むことが期待される。これらのエクササイズは以下を達成するための基本的な要素を提供する。すなわち、受講生が自らのウェルビーイング(幸福感)を意識し、意味のある人生の目標を見出し、多様性の世界で自分を探求していくことである。
行動目標●自分の性格的強みを実感できる。自分の生活でポジティブな事象が生じていることに気付く。他者の話を積極的に建設的に傾聴できる。必要な時に他者に自分の考えを主張的に伝えることができる。将来の理想の自分を想像できる。将来の理想の自分に至る経路を考えることができる。 -
G071 健康?体力づくり
生涯にわたり健康で豊かな人生を営むために、生活習慣病や健康?体力づくりに関する知識、自己の健康?体力を測定?分析する方法の学習を通して、個人の状況に応じた運動処方(トレーニングプログラム)を作成できるようになる。また、健康?体力の自己管理の重要性を理解し、実践できるようになる。さらに、学生生活に潜む様々なリスクの理解や、これらの学習活動を通じて、協調性やリーダーシップ、規則を守るなどの基本的事柄を体得する。
行動目標●体力診断、トレーニング方法等を理解し、各自の体力?目的に応じた運動処方を作成し、文章で説明できる。生涯にわたり健康?体力を自己管理することの大切さを理解し、健康維持に関する感想や意見を文章で述べることができる。学習活動を通して、協調性やリーダーシップ、規則を守るなどの基本的生活習慣を体得し、実践できる。各自の日常生活習慣(食事?睡眠?運動)の管理の重要性を理解し、実践する習慣を養うことができる。各自の健康や体力に関心を持ち、実技や講義などの学習活動に積極的に参加できる。日常生活に潜むリスクや健康問題を理解し、リスクを遠ざけるための自身の考えを述べることができる。 -
G072 生涯スポーツ演習
スポーツの基礎技能習得をねらいとする学習活動を通じて、①生涯にわたりスポーツを楽しむこと、②スポーツ活動を自主的?主体的に計画?実行(実践)?評価?改善するための知識や能力、③社会(学生)生活を営むうえで必要な事柄(ルールと規律を守る心、仲間に対する敬意と思いやりの心、チャレンジ精神、リーダーシップ?フォロワーシップ、責任感、安全に対する意識、コミュニケーション能力など)を身につけることができるようになる。
行動目標●生涯にわたりスポーツを楽しむことの重要性について、文章で表現できる。選択した種目の基礎技能を習得し、授業でそれらを活用できる。スポーツ活動を自主的?主体的に計画?実行?評価?改善するための知識や能力を身につけ、それらを文章で表現できる。社会生活を営むうえで必要な事柄について理解し、文章で表現できるとともに、学習活動で実践できる。生活習慣自己管理表に基づき、問題点と改善策を文章で表現できる。スポーツにおける安全管理について理解し、学習活動で実践できる。 -
G084 人間と自然
?グループ活動を通して、協同する大切さを理解することができる。?他者の意見の根拠を考え自己の考えと比較し思考する姿勢を身につけることができる。?科学技術者に求められる倫理観ついて考え続ける大切さを理解することができる。?教職員及びクラスメートとの会話を通して、学びの広がりや深まりを理解することができる。?科学技術者として「安全」に対する責任を認識し実践することができる。
行動目標●グループで討議を行い、その内容を簡潔に文章でまとめることができる。グループで討議した成果をまとめ、わかりやすく口頭発表することができる。価値観や考え方を相互に理解しあうことから生まれる気遣いや配慮の大切さを文章でまとめることができる。科学技術者に必要な倫理観について、考え続ける大切さを理解し、文章でまとめることができる。大学での学びの広がりや深まりを理解し、文章でまとめることができる。