カリキュラムガイド 一覧
[2] 学部のカリキュラム
三亚赌场,香港赌场 > 先進機械システム工学科
教育目標
本学科では、機械工学の伝統的な学問体系を学び、最新のものづくりに必要となる設計?応用技術、新材料と加工技術、生産システム等に関する技術を修得し、デジタルテクノロジーを活用して超少子高齢化時代における持続可能な次世代スマートマニュファクチャリングシステムを構築できる機械技術者を育成する。
キーワード
- 設計?製造
- スマートマニファクチャリング
- 省エネルギー
- センシング
- 新材料
- 工作機械
- バイオプリンティング
先進機械システム工学科 科目概要
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K101 先進機械システムキャリアデザイン
先進機械システム工学科では機械の材料?設計?製造?計測制御などの専門知識に加え、コンピュータ援用手法や専門統合化手法などを多くの講義?演習?実習で学ぶ。実際の機械は、複数領域に亘る知識や手法を組み合わせ開発されることが殆どであり、これから学習を始める上で、科目の位置づけや実際の機械との繋がりなどを知ることは大切である。本科目では機械工学の概念を学び、産業機械の進化と学問領域や先端的研究の関係を理解し、データサイエンスを修得した自ら考え行動する技術者に向けたキャリアデザインの礎を作る。
行動目標●自身の長所を理解し、それをさらに伸ばす方法を考えることができる。先進機械システム工学科で達成したい自己の目標を明確に第三者へ説明できる。先進機械システム工学科で行われている先端的研究の概要と学問領域の関係を説明できる。社会におけるエンジニアの役割と、自身のキャリア形成プロセスを自身の言葉で述べ、それを第三者に伝えることができる。 -
K102 機械系製図Ⅰ
機械製図の基礎となる正投影の原理を学び、部品の立体形状を第三角法の2次元図面および3次元図面へ正確に作成する能力を修得する。これらは、機械技術者が図面を用いながら様々な情報を交換するために不可欠な基礎能力である。演習では手描き製図とともに、図面を効率的に作製?編集するためCAD製図を修得する。また、企業技術者から機械設計の実務に関する情報提供を受け、関連知識を深めることに努める。
行動目標●正投影の原理を理解し、第三角法で機械部品の形状を表現できる。機械図面の基礎的な製図規則を理解し、機械製図として実践できる。さまざまな形状の機械部品を三角法による2次元図面と3次元図面によって正確に作製することができる。機械部品を正確にスケッチでき、それに基づいて手描きによる機械製図を作製することができる。2D-CADおよび3D-CADの基本的な図形生成機能と図形編集機能を駆使し、機械製図を作ることができる。地域の企業技術者から設計とCADの関連情報を得て、ものづくりに果たすCAEの役割をまとめることができる。 -
K103 機械の原理?演習
機械は設計?製作?制御など複数の領域にわたる知識を組み合わせて製造されることがほとんどであり、これから学習をはじめる上で、個々の科目の位置づけや実際の機械とのつながりなどを知ることは大切である。本科目は機械工学に関する学習をはじめる上で、個々の科目の位置付けや実際の機械との対応を意識しながら、特に設計能力の基礎を養うことを目的とし、実際に産業界や家庭で使われている機械の分解?組立を通じて機械の仕組み、材料や製造方法、動作原理の理解に加え、設計計算などで必要となる数学の基礎を学ぶ。
行動目標●実習で説明された機械の仕組み?材料?機構?構造?動作原理などの重要性を理解できる。工具や計測機器の使い方および機械の構造を理解して機械や機械部品の分解?組立を行うことができる。機械の仕組み?材料?機構?動作原理などに関するキーポイントや問題点を第三者が理解できるように説明できる。機械の分解?組立を機構の重要性や問題点を考えながら行うことができ、それをレポートにまとめることができる。数学の基礎知識を得て、工学的問題に応用できる。実習や講義を通じて、それらを扱う専門科目の名称やつながりを詳細に理解することができる。 -
K104 工業力学Ⅰ
静力学における基本的な概念である力、力のモーメント、重心を理解し、さまざまな機械あるいは機械部品に対してどこにどのような力が働くかを求めるといった力学的解析能力を身につける。また、他の科目で学ぶ知識とあわせることにより機械設計に応用できるようになる。
行動目標●物体に作用する力を適切に表示し、その大きさをSI単位系で表わすことができる。力の概念を理解し、複数の力の合力や力の任意の方向成分を求めることができる。力のモーメントの概念を理解し、力のモーメントを計算することができる。力の釣り合いの概念を理解し、物体に働く反力などを求めることができる。重心および図心の概念を理解し、これらを求めることができる。物体のすわりの安定を判別できる。 -
K105 電気基礎
現代の機械は電気?電子回路なしでは動作しないものがほとんどである。本科目では機械技術者として身に付けておくべきエレクトロニクスの基礎を学ぶ。電圧、電流などの基礎概念を理解し、抵抗、コンデンサ、コイルなどの電気素子の原理や機能を学習する。また、モータの原理についても学習し、これらによる機械動作の原理を理解する。
行動目標●直流と交流の違いについて説明できる。抵抗に流れる電流と電圧、電力の関係を説明できる。コイルやコンデンサの機能を説明できる。モータの回転原理とその応用を説明できる。 -
K106 機械系製図Ⅱ
機械製図は、設計者がイメージした形体や特徴を有する機械を規格に沿った図面で表すものであると同時に、図面に基づいて第三者に設計の意志を伝達する役割を有する。本講義では機械製図の基礎となる規格や製造方法に基づく部品設計や精度、公差の指示方法を学ぶとともに、部品を三次元形状から二次元の図面へ展開でき、第三者へ形状を伝達できる能力及びコンピュータを援用した設計基礎能力を修得する。また、企業技術者より製造現場での設計製図に関する知識を得て、理解を深める。
行動目標●CADソフトの使用によるコンピュータを援用した機械製図を行いその内容を伝達できる。機械部品の鳥瞰図あるいは写真から二次元の機械図面を機械製図規則に則って描くことができる。第三者が作製した二次元の機械製図から、そこに描かれている部品の形状をイメージすることができる。機械部品の製造方法を考慮した機械設計や公差?精度の指示を行うことができる。予習?復習の成果を作品(製図)としてまとめ指定された時間に提出できるとともに、その内容を説明することができる。製造現場での設計作業のプロセス及び役割について理解し、その内容について説明できる。 -
K107 工業力学Ⅱ
力学は機械工学の基本である。「工業力学Ⅰ」では、質点や剛体に作用する力の釣り合いなどの静力学を主として学習した。本講義では、ニュートンの運動の法則について学習し、それをもとに質点や剛体は外から力やトルクを受けるとどのような運動をするか、すなわち、動力学の基礎について学習する。この科目は以降の専門基礎科目の諸力学の理解に不可欠であり、高速の機械の設計に必要な慣性力などの知識を得ることができる。
行動目標●質点の運動方程式を立て、質点の速度や位置を計算することができる。運動の法則を説明でき、慣性力?向心力?遠心力を計算することができる。慣性モーメントを計算することができる。機械モデルに対して運動方程式を立てることができる。導出した運動方程式に数学を適用して解き、その機械モデルの動的挙動を説明できる。