KITプロフェッショナルミーティング
2018年10月26日(金)
19:00
~
20:30
『経営戦略?事業戦略を支援するIPランドスケープとは? -知財データを活用した新たなマーケティング?リサーチ手法-』
申込多数の為、受付を終了しました
?2年以上の企業又は官公庁における在職経験をお持ちの方
?事業/製品企画やマーケティング戦略に関わっていて知財に関心のある方
?知財に関わっていて事業/製品企画やマーケティング戦略に関心のある方
?経営企画担当者、知財戦略担当者、コンサルタントの方など
■講演概要
「IPランドスケープ」(IP Landscape)というのは、欧米の先進企業において、ここ数年で急速かつ頻繁に使用され始めた新しい用語です。知財データを活用した最新の経営戦略?事業戦略の支援手法であり、新たなマーケティング?リサーチの手法ともいえます。最近まで日本でこの言葉はほとんど知られていませんでしたが、2017年4月に公開された経済産業省「知財人材スキル標準ver2.0」で用いられ、日本経済新聞でも大々的に報じられたこともあり、今後は相当のスピードで普及していくであろうと予想されます。
今回のKITプロフェッショナルミーティングでは、経済産業省「知財人材スキル標準ver2.0」策定の委員長を務めた杉光一成教授が、欧米企業からのヒアリング結果やマーケティングの大家であるフィリップ?コトラー教授との対話等に基づいてIPランドスケープの概念を解説するとともに、デロイトトーマツにおいてIPランドスケープを実際にコンサルティングしている小林誠氏と、世界中の特許調査?分析に関わる知財情報コンサルティング?サービスを提供している野崎篤志氏に、その具体的事例についてそれぞれ解説いただきます。イベントの最後には、パネルディスカッション&質疑応答の時間も設けております。会社のお仲間やお知り合いとお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
■講演詳細
第1部 『IPランドスケープの概念と企業の反応』 杉光 一成
IPランドスケープというのが知財業界において一種のバズワードのようになっています。この言葉は、知財人材スキル標準ver2.0で導入されたのが日本で最初です。そこで、知財人材スキル標準ver2.0の策定委員長としてなぜこの言葉を導入したのか?そしてこの概念が従来の知財業務とどこが異なるのか?更には、現在の企業の反応がどうなっているかについて解説します。
第2部 『IPランドスケープの活用 -事業戦略と知財戦略の結節点-』 小林 誠
IoT、AI、ビッグデータ等をキーワードに産業構造が大きく変化する中で、従来型のモノづくりのための知財戦略から脱却し、新たな知財戦略を構築していくことが求められています。事業戦略と知財戦略の関係性を紐解きながら、IPランドスケープの本質とその重要性について解説します。また、知財戦略コンサルタントとしての立場から、実務におけるIPランドスケープの活用場面や活用方法について紹介します。
第3部 『IPランドスケープを可能とする特許?ビジネス情報分析』 野崎 篤志
企業において各種戦略策定や競争環境の先読みを行う上で、特許情報だけではなく競合他社の企業情報やマーケット情報など様々なビジネス情報を含めて総合的に分析する必要があります。特許情報でどこまで分析できるのか?また特許情報とビジネス情報をどのように使い分けるのか?ビジネスの現場において分析に用いる情報ソースの観点から解説します。
~パネルディスカッション&質疑応答~
最後に、当大学院イノベーションマネジメント研究科専攻主任である加藤浩一郎教授の司会進行のもと、杉光教授、小林客員教授、野崎客員准教授のお三方に再度ご登壇いただき、会場からの質問を受け付けながら、参加者全員でIPランドスケープへの理解を深めていきます。
参加受付終了
【現職】
KIT虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授
知的財産科学研究所 所長
【プロフィール】
東京大学大学院?修士(法学)、東北大学大学院?博士(工学)。電機メーカーの知的財産部等を経て、本学教授(現在に至る)。主な著書として「理系のための法学入門」等。専門は知的財産法(特に意匠法等)に関する先端領域及び学際領域(例えばコピペの問題)。公職歴として参議院?経済産業委員会調査室?客員研究員、総務省「メタバース著作権委員会」委員、政府知的財産本部?知財人財育成検討プランWG委員、東京大学政策ビジョン研究センター?客員研究員(現任)等の他多数。2009年に経済産業省「知財功労賞」受賞。
【現職】
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 シニアヴァイスプレジデント
KIT虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科 客員教授
【プロフィール】
国際特許事務所において、化学?バイオテクノロジー?製薬?医療機器などのライフサイエンス関連発明の特許出願?権利化、先行技術調査、バイオベンチャー支援、および特許戦略コンサルティング業務を遂行。監査法人トーマツを経て、現職に至る。M&Aアドバイザリーとして、主にライフサイエンスセクターを中心に、知的財産が重要となる製造業およびICT業界全般のクロスボーダーM&Aアドバイザリー、技術資産?知的財産に着目したビジネス?知的財産デューデリジェンス、事業価値?株式価値?無形資産価値評価、ライセンス契約アドバイザリー、知財ファンド組成アドバイザリー業務等を専門とする。
【現職】
株式会社イーパテント 代表取締役社長
KIT虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科 客員准教授
【プロフィール】
日本技術貿易株式会社IP総研コンサルティングソリューショングループのマネージャーを経て、外資系特許調査?分析企業であるランドンIP日本オフィス立ち上げ時に参画し、顧客開拓?マネジメント全般を統括し、日本におけるランドンIPの業績拡大?ブランド構築に大きく貢献。平成29年5月に株式会社イーパテントを設立し、代表取締役社長に就任。自動車?エネルギーおよびヘルスケア分野を中心に先行技術調査?無効資料調査や侵害防止調査だけではなく、技術動向分析、競合他社分析、知財デューデリジェンス、新規用途探索?アイデア創出などの知財情報コンサルティング業務に従事。
■ 場所: 金沢工業大学 虎ノ門キャンパス ※当イベントの受付?会場は13Fです。
■ 定員: 80名
■ 費用: 無料
■ スケジュール
2018年10月26日(金)19:00 - 20:30 ※
19:00 - 19:20 『IPランドスケープの概念と企業の反応』 杉光 一成
19:20 - 19:40 『IPランドスケープの活用 -事業戦略と知財戦略の結節点-』 小林 誠
19:40 - 20:00 『IPランドスケープを可能とする特許?ビジネス情報分析』 野崎 篤志
20:00 - 20:30 ~パネルディスカッション&質疑応答~ 加藤 浩一郎(司会進行)
※注意事項
?講演中におきまして、スマートフォンや携帯電話等でのカメラ撮影は、受講者の皆様のご迷惑となりますので、
ご遠慮くださいますようお願い致します。
?本イベントは20:30終了を予定しておりますが、進行状況により多少延長する場合もあります。予めご了承ください。
参加受付終了