?2年以上の企業又は官公庁における在職経験をお持ちの方
?知的財産の業務に携わる方や知財業界へのキャリアチェンジを希望する方
?将来、弁理士や知的財産管理技能士の受験を検討されている方
■講座概要
2016年、大手転職サイトがビジネスパーソン15000人に調査した仕事満足度ランキングにおいて、「法務/知的財産/特許」の職種が、「プライベートと仕事が両立できる」「仕事にやりがいを感じる」との高い評価を受け、全90職種の中で見事1位に輝きました。
この結果を踏まえて、SHINSEI特許事務所の所長である加藤公延教授と、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社の専務取締役として活躍する佐々木剛史氏にご講演いただきます。さらに後半は、特許事務所や企業知財部で活躍しているKIT修了生2名にご登壇いただき、学びの成果と働き方についてお話いただきます。
■講座詳細
1.『特許事務所の役割と求められるスキル』 加藤 公延 教授
30年以上の特許事務所での実務経験を通じて得たことがあります。それは知的財産が広範な分野との関連性を持ち始め、ますます重要性を増してきていること。また国内外のライバルと差別化できる得意分野と実務能力を武器としなければ、第一線の世界では戦えないということでした。我々は常に最新の技術知識と法律知識を取り入れ、高度なコンサルティングを提供することが求められています。クライアントの立場に立ち、上質なサービスを提供していくにはどうすれば良いのか?特許事務所のあるべき姿や、皆さんが最前線で活躍するために必要な知財スキル獲得法をお伝えします。
2.『企業における知的財産部の役割と人材育成』 佐々木 剛史 氏
ビッグデータやAIを活用したビジネスが世界に広がる中、企業の知財部門に求められる役割は急激に変化しています。例えば、トヨタ自動車においても、事業領域が拡大し競争相手が多様化する中、2015年から燃料電池車に関わる数千件の特許をオープンにするなど、新たな知財活動を推し進めています。本講演では、私が長年にわたりトヨタ知財部での仕事を通じて体験してきた事例をもとにお話し、社内の教育制度(知的資産プロ人材、MOTプロ人材、ビジネス関連法プロ人材)についてもご紹介いたします。
3.『私の仕事とキャリア形成~特許事務所?企業知財部の働き方~』 KIT修了生2名
知財業界で活躍するKIT修了生にご登壇いただき、社会人大学院での学びをどう活かしているのか?入学前と修了後の変化から、仕事と学業を両立する上での苦労話まで、その乗り越え方など“生の声”をお届けします。