- 虎ノ門大学院ブログ
- 2021年03月31日
ハイフレックス形式で令和3年度の入学式を挙行!向学心に溢れる多様な社会人(本科生23名/科目等履修生36名)をお迎えしました。
うららかな春の訪れとともに愛宕山の桜が満開を迎えた3月28日(日)午前11時、東京都港区の虎ノ門キャンパス13階にて、令和3 年度の大学院入学式を挙行しました。この度、イノベーションマネジメント研究科の6期生(2004年の開設から数えると18期生)として、23名の社会人をお迎えしました。その他、1科目から学ぶ科目等履修生は、1学期と2学期を合わせて36名が入学します。当日は、三亚赌场,香港赌场対応のため、ソーシャルディスタンスを保ち、小まめな換気を行い、学長式辞はビデオ録画を視聴、オンライン参加の方もいらっしゃって、ハイフレックス形式で実施しました。
本研究科は、『教育付加価値日本一』を目指す金沢工業大学のフラッグシップ拠点として、“虎ノ門”に開設した社会人向けの大学院です。MBA?知的財産?三亚赌场,香港赌场&エンタメ?AIビジネスといった実務スキルをトップマネジメント中心の実務家教員による少人数制教育により、多くのビジネスパーソンへ、その高い専門性と実践力を提供し続けています。ここ数年は、虎ノ門キャンパス周辺で大規模な開発が進み、街並みも賑やかになってきました。昨年は、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅も開業、お仕事と両立するためにさらに便利なロケーションとなりました。
新入生の年齢層は幅広く、上は50代から下は30代まで、平均年齢は43歳。女性が約2割を占めます。一般企業に勤務するミドルマネジメントの他、企業経営者、経営コンサルタント、メガバンクの銀行員、ファミリービジネスの事業承継者、IT企業のシステムエンジニア、総合商社の戦略企画責任者、鉄道会社の広報担当者、出版社の取締役、知財サービス企業の営業担当者、不動産仲介会社の事業部長、私立大学の職員、ビジネススクールの講師、MBAや修士号取得者など、第一線で活躍する方ばかり。修士課程の授業や研究の場を通じて、どんなイノベーションが起きるのか今から楽しみです。
大澤敏学長は式辞の中で、ウイルスや微生物などの生物機能から学ぶバイオミメティックスやGX(グリーン?トランスフォーメーション)の可能性など、最新テクノロジーの動向を紹介しながら、「皆さんには、この虎ノ門キャンパスで、職場では決して経験できない挑戦を繰り返しながら、変化の時代に大きく羽ばたくための戦略を磨いて頂きたいと思います。そして、変化の時代に、この虎ノ門キャンパスで学ぶという道を選択された皆様方の向学心と先見性に改めて敬意を表するとともに、皆さんのこれからの新しい挑戦に期待しています。本日は誠におめでとうございました」と、式辞を述べました。
虎ノ門キャンパス13階で学長式辞に耳を傾ける新入生と教職員
続いて、昨年度にKITを修了されたばかりの福島康弘さんが来賓として登壇。福島さんは入学当時、自動車関連会社の企画グループのリーダーでしたが、今年からは事業部長として、より責任ある立場でご活躍されています。祝辞の中で、「在学中、自分自身に課したことは、すべてのクラスで今の自分のベストをぶつけ続けることです。すでに皆さんは自らを変えるための一歩目を踏み出せています。次は初回クラスが大事です。様子を伺わない、空気を読まない、誰よりも早くレポートを出す、誰よりも早く沈黙を破る。もちろん前のめりで。対面のクラスならいかに前の席に座るか、オンラインなら自分の顔を画面いっぱいに大きく映してください。不透明だからこそ率先して飛び込みましょう。その先に得られるものがあります」と、後輩に向けて熱いエールを送りました。
後輩に向けて熱いエールを送る修了生の福島康弘さん
最後に、新入生を代表して笹瀬宏一さんが登壇しました。国際特許事務所で働く笹瀬さんは、「私たち新入生は、大学院生としての誇りを持ち、学則を守り、学生の本分を自覚し、勉学に邁進することをここに誓います」と、力強く宣誓し、棚橋祐治研究科長と握手代わりの肘タッチを交わしました。当初の予定通り11時30分に盛大な拍手を持って式典は終了しました。
残念ながら全体の顔合わせを兼ねた懇親会は中止となってしまいましたが、式典終了後には事務室スタッフがひとりずつ自己紹介を行い、「ご不安な点やお困り事があれば、この後はもちろん、いつでもメールやお電話で気軽にお声掛けください」と、新入生に対して歓迎の意を表しました。
令和3年度の新入生を代表して宣誓する笹瀬宏一さん
そして、新入生はホッとする暇もなく、4月1日から3日間連続の「戦略思考要論」集中講義がスタートします。これも毎年恒例のハードスケジュールで、働きながら学ぶ社会人向け大学院ならではの光景です。仕事と学業との両立、ご家庭との兼ね合い、新しい生活スタイルに慣れるまで大変ですが、くれぐれも健康には気をつけて頑張って欲しいと思います。