- 虎ノ門大学院ブログ
- 2018年03月14日
法曹会館で学位授与式を挙行!30名に修士(学術/工学/経営情報/知的財産マネジメント/経営管理)の学位記を授与しました。
皇居東御苑の桜のつぼみもほころび始め、暖かな春風が吹く中、3月11日(日)午後1時30分から、千代田区霞が関の法曹会館高砂の間にて、平成29年度虎ノ門大学院学位授与式を挙行しました。知的創造システム専攻/ビジネスアーキテクト専攻/イノベーションマネジメント専攻の方々、昨年9月に修了した2名を含め計30名に、修士(学術4名/工学3名/経営情報1名)、並びに修士(知的財産マネジメント6名/経営管理16名)の学位記を授与しました。
この度、平成28年4月にスタートしたイノベーションマネジメント研究科として2回目の修了生を輩出することになり、平成16年に虎ノ門キャンパスに社会人を対象とする実践的な大学院が設置されて以来、14年の歳月が経過し、これまで学位を授与された方々も含めると修了生は500名を超えることになります。虎ノ門キャンパスでは、修士課程の研鑽の中で、第一線で活躍する教員を中心とした強固な人的ネットワークを構築できることが大きな特徴となっており、最短1年でMBA(経営管理)とMIPM(知的財産マネジメント)の学位を取得することができます。
金沢本校から駆けつけた大澤敏学長は式典の中で、一人ひとりの名前を読み上げ、熱い握手を交わしながら修了生に学位記を授与しました。学長式辞の中で「様々な企業から様々な思いでこの虎ノ門大学院に集まった皆さんはオールスターチームということが出来ます。高い意欲やスキルを持ったプロが集まる集団の中にいると、1人では思いつかない独創性やアイデアが生まれます。個性のかたまり、違いのかたまりのような教授陣のもとで経験を積まれた皆さんは、このキャンパスでそのような経験をされたのではないでしょうか。価値観の異なる人々がそれぞれの個性を活かして仕事の成果を上げられるように導き、そこからダイバーシティーが生まれるマネジメントを実行して欲しいと願っています」と、エールを送りました。
続いて、泉屋利郎理事長が告示を述べ「皆さんは、社会の第一線において活躍されながら、さらに高度な学問を究めるため本大学院の門を叩き、社会人としての生活と学術探求の二つの道を見事に成し遂げられました。時には、ご家族との団らんや、職場における語らいの時間を犠牲にして打ち込まれたお姿は、まことに崇高なものであります。休日も取れず調査と研究に没頭して、作成された考察や研究論文は高い理念と努力によって達成されたものであると思います。その成果に最大の敬意を表します」と、修了生への賛辞を送りました。
今回、修了生代表謝辞を述べた今井彰さんは、インターネットサービスを行う会社のエンジニアとして働きながら、知的財産のスキルを身につける目的で虎ノ門大学院に入学し、2年間で修士(知的財産マネジメント)の学位を取得しました。在学中は、三亚赌场,香港赌场&エンタテインメント業界の第一人者である北谷賢司教授のゼミ指導のもと、ショートフィルムの視聴継続モチベーションを計測できる感性評価システムを独自に開発し、映像コンテンツを定量分析する新たな研究方法を示しました。
今井さんは「KITでビジネスや知財を体系的に学び、今まで薄い知識しかなかった様々な業界の事例に触れることで、他の会社はどうやっているのか、強い関心を持つようになりました。授業でお会いした先生方やゲスト講師の方々は、その分野の第一人者であり、トップマネジメントの経験者でした。また、授業でいっしょに学んだ仲間は、普段仕事ではなかなか出会えない異業種の方々であり、修了後もこの繋がりを大切にしていきたい」と、感謝の言葉を述べました。
式典終了後は同会館3階富士の間に会場を移し、産学連携局の泉屋利吉次長の司会進行のもと、学位授与記念パーティーを開催しました。イノベーションマネジメント研究科の棚橋祐治研究科長、加藤浩一郎教授、三谷宏治教授が壇上にのぼり、開会の挨拶、乾杯の挨拶、閉会の挨拶、修了生への熱いエールとお祝いの言葉を述べました。歓談中はお世話になった先生方や同期生、先輩や後輩も多く集まり、思い出話や将来の目標について熱く語り合っていました。仕事と学業の両立をサポートいただいた修了生のご家族の皆さまにも多く参加いただき、終了予定時刻をオーバーしながら午後4時過ぎ盛況のうちに閉会しました。修了された皆さま、誠におめでとうございます!またいつでもキャンパスに遊びに来てください。