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金沢の街を古地図アプリで散策。建築学科増田研究室の共同研究の成果が生かされたアプリ「古今金澤」が国内最大規模のオープンデータ系のコンテストで優秀賞受賞

アプリ「古今金澤」の画面


金沢工業大学建築学部建築学科増田達男教授の研究室と株式会社エイブルコンピュータ(金沢市)の共同研究の成果を取り入れたiPhoneアプリ「古今金澤」が、国内のオープンデータ系のコンテストでは最大規模を誇る「Linked Open Data チャレンジ Japan 2017」アプリケーション部門で優秀賞を受賞しました。


「古今金澤」は金沢の街を古地図で散策できるアプリで、江戸時代の金沢の古地図「寛文7年金沢図」(1667年)上に現在の金沢の位置情報を表示できます。

「寛文7年(1667年)金沢図」は現存する巨大城下図のうちでは最古の金沢図として知られ、屋敷割りとともに寺社名や当時その場所に住んでいた武士名が記載されています。アプリ「古今金澤」ではそれらの検索も可能です。


増田研究室と株式会社エイブルコンピューでは 古地図と現在地図の位置情報について共同研究を行ってきました。そこで得られた位置補正データが「古今金澤」で生かされています。


「Linked Open Data チャレンジ Japan 2017」における審査講評

古くからの街並みが多く残る城下町である金沢の古地図と現在の地図を比較しながら街を観光できるアプリです。古地図によくある縮尺の揺れの補正や、旧字体で書かれた記述の機械可読化、さらには様々なオープンデータとの連携など、関連データを最大限活用できるように丁寧に作りこまれており、デザインの秀逸さと相まって、金沢ブランドをさらに高めるアプリケーションであると言えます。LODの利活用アプリとして高く評価します。(Linked Open Data チャレンジ Japan 2017 受賞作品発表プレスリリースより)



アプリ概要

アプリ名:古今金澤
価格:無料 iOS 9.0 以降。iPhone、iPad、および iPod touch に対応
企画/開発:株式会社エイブルコンピュータ
ダウンロード:

https://itunes.apple.com/jp/app/gu-jin-jin-ze-jin-zewo-gu/id1150224843?l=ja&ls=1&mt=8

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