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建築デザイン学科増田研究室とスマホアプリ開発会社との共同研究の成果。
金沢の街を古地図で散策できるiPhoneアプリ「古今金澤」、9月17日(土)よりリリース
金沢工業大学環境?建築学部建築デザイン学科 増田達男教授の研究室と金沢市にあるスマートデバイス向けアプリ開発の株式会社エイブルコンピュータ(石川県金沢市安江町)は、江戸時代の金沢の古地図「寛文7年金沢図」(1667年)上に現在の金沢の位置情報を表示するための共同研究を進めてきました。
このたびこの共同研究の成果を取り入れたiPhoneアプリ「古今金澤」が完成し、2016年9月17日(土)よりAppleのAppStoreで提供が開始されます。価格は無料です。
「寛文7年(1667年)金沢図」は現存する巨大城下図のうち最古とされている金沢図として知られています。屋敷割りとともに寺社名や当時その場所に住んでいた武士名が記載されており、アプリ「古今金澤」ではそれらの検索も可能となっています。
金沢の街を古地図で散策してみませんか。
■アプリイメージ
アプリ「古今金澤」について
●絵図上での現在位置表示機能
古い絵図では重要なものが大きめに描かれていたり向きが正確ではなかったり、場所ごとに細かなズレがあり全体として現在の地図と重なることはありません。 「古今金澤」では、増田研究室とエイブルコンピュータとの共同研究により開発された独自の位置補正エンジンによって、これらのズレを補正して現在位置を表示しています。
●強力な検索機能
絵図にくずし字で記載されている寺社名や人名の検索が可能で、検索結果は現在の地図と絵図上に表示。江戸時代の金沢について書かれた金澤古蹟志(かなざわこせきし)に記載された場所の検索も可能です。その場所の記述内容を閲覧できます。
●古絵図との写真撮影機能
古い町並みが残っている金沢。昔からある道路や今は地中に隠れてしまった用水の写真を、その場の古絵図とともに写真に収めることができます。撮影した写真は簡単にFacebookやTwitterで共有可能です。
■アプリ概要
アプリ名:古今金澤
価格:無料
対応OS:iOS8.3以降
対応機種:iPhone5以降のiPhone、iPad、およびiPod touch
企画/開発:株式会社エイブルコンピュータ
ダウンロード:https://itunes.apple.com/jp/app/gu-jin-jin-ze-jin-zewo-gu/id1150224843?l=ja&ls=1&mt=8