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【ビジネスコンテストでオーディエンス賞受賞】
大学院情報工学専攻の角田 想さん。ローカルイベント対応オンライン道案内システムで
金沢工業大学大学院情報工学専攻博士前期課程1年の角田 想さん(金道研究室所属)が、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)主催の学生向けビジネスコンテスト「M-BIP(Matching Hub Business Idea Pitch)」においてオーディエンス賞を受賞しました。

第9回となる今回のM-BIPには72件の応募があり、角田さん含む30名が書類選考を通過し、ポスターセッションに進みました。
角田さんは、学園祭や地域イベントで来場者に店舗や会場までの道案内を簡単に提供できる「ローカルイベント対応オンライン道案内システム」を提案。スマートフォン1台で案内マップを作成できる手軽さと、イベント運営者?来場者双方の利便性向上が評価されました。
なお、指導教員の金道敏樹教授も、石川県産業創出支援機構(ISICO)主催「スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ」で優秀起業賞を受賞しており、研究室全体で社会実装や起業に向けた取り組みが進んでいます。
【受賞した角田さんの提案】
角田さんは学園祭や地域イベントで来場者に店舗や会場までの道案内を簡単に提供できる 「ローカルイベント対応オンライン道案内システム」を提案しました。既存の地図サービスは広範囲の案内に優れていますが、臨時的なイベントに対応できないという課題があります。本システムは、スマートフォン1台で動画撮影を行い、短時間で案内マップを生成できる仕組みを実現。専用機器を必要とせず、サーバー利用料のみで運用可能です。
研究の目的は、イベント来場者に出展者の店舗への道筋を案内し、店舗売上と来場者体験の両方を最大化すること。金沢工業大学工大祭での実証実験では、案内精度においてロバスト性※を確認しました。今後は、ループを含む複雑な経路への対応など、さらなる改良を目指します。
※ロバスト性
外部からの影響や予期せぬ変動(設計誤差、ノイズ、環境変化など)があっても、システムや製品が安定した性能を維持できること。「堅牢性」や「強靭性」と訳される。
(関連ページ)
「M-BIP(Matching Hub Business Idea Pitch)」公式サイト
