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機械工学科藤本雅則教授と会宝産業株式会社との取り組みが令和7年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」(Go-Tech事業)に採択

会宝産業株式会社(石川県金沢市)が主たる実施企業等となり、金沢工業大学と石川県工業試験場および一般財団法人電気安全環境研究所を連携機関として申請した事業が、中小企業庁の令和7年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」(Go-Tech事業)(※)に採択されました。

会宝産業株式会社は?動?リサイクル?中古?動?部品の輸出?販売会社として、金沢工業大学SDGs 推進センター?所? 平本督太郎 経営情報学科教授と2014年からサステナブル経営の実践に向け、2030年を見据えた中長期戦略の策定と新規事業創造を能動的に行う人材の育成やそれを支える社内風土改革を行ってきました。こうした動きの中で、考案された事業アイデアとして、脱炭素社会の実現を背景に、世界で加速する電気自動車の急増後に急拡大が予測される廃棄処理問題を見据えた電気?動??バッテリーのリユース事業があります。このアイデアの社会実装に向けた検証を行うため、金沢工業大学では分野を超えた学内連携が行われました。具体的には、平本督太郎 教授が本件に関して最も適任の専門家として藤本雅則 機械工学科教授を会宝産業に推薦し、その後、藤本雅則教授が会宝産業とともに本件に関する研究開発や技術検証を進めてきました。その取り組みは公益財団法??川県産業創出?援機構(ISICO)による令和 6 年度研究開発?援事業にも採択されています。

この度、こうした研究開発実績を基盤として、「電気自動車等のリユースバッテリーを定置電源システムとして利用するための診断?安全運用技術開発」を提案し、採択となりました。

本研究開発では、今後、電気自動車等の使用済みバッテリーが増加する予想がある一方、そのリユースが進んでいないことを背景に、リユース品を使用するユーザーの安心と安全を担保する技術の不在を課題と捉え、リユースバッテリーを定置電源システムとして利用するための診断?安全運用技術の開発に取り組むものです。

この研究開発の進展により、増加の一途を辿る使用済みバッテリーの適用先が大きく広がり、環境負荷の低減や資源循環型社会の実現に貢献することが期待されます。

※成長型中小企業等研究開発支援事業

中小企業者等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学?公設試等と連携して行う研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組を支援するものです。

【電気自動車用バッテリー】

(関連ページ)

中小企業庁は、令和7年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の補助事業者を決定しました。

会宝産業株式会社

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