記事詳細
【生理用品の大学内トイレ設置取り組みを拡充】
SDGsの観点から、大学の防災備蓄品として保管されている生理用品を有効活用
金沢工業大学では2025年4月より、生理用品を大学内のトイレに設置する取り組みを拡充します。
2024年10月から扇が丘キャンパスの12号館1階と15号館4階のトイレで生理用品の設置を試験的に行ってきました。学生にアンケートを実施した結果、95.3%が「生理用品を置いたほうがよい」、「生理用品が必要なときになかった経験がある」と回答したことから、25年度からはより多くの学生が利用できるよう、下記の女子トイレに設置することにしました。
?7号館(自習室内トイレ)
?8号館 1階トイレ
?23号館(学生ステーション横)1階トイレ
この取り組みは、学生の皆さんが大学生活をより安心?快適に送れる環境づくりの推進に加え、大学の防災備蓄品として保管されている生理用品を有効活用するという目的があります。
2024年度に、学生団体SDGs Global Youth Innovatorsのメンバーを中心にシンデレラプロジェクトを立ち上げ、試験的に実施したことがきっかけとなり、学園協議会(学園の理事会、教授会、学友会、高専学務会議及び学生会の代表者で構成される組織)で協議?了承され、正式に生理用品設置に至りました。
この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献します。
?ゴール1「貧困をなくそう」
?ゴール3「すべての人に健康と福祉を」
?ゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」
?ゴール6「安全な水とトイレを世界中に」
また、「月経衛生対処法」や「生理の貧困」に関する課題解決に繋がっていきます。
今回の取り組みにより、学生の生理に関する悩みや不安を解消するとともに、みなさんの理解を深め、平等に学びや活動が行える環境づくりの推進を目指していきます。