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【建築を学ぶ北陸三県の学生が仮設住宅の豊かな暮らしをつくるお手伝い】
GAPPA noto (北陸建築学生仮設住宅環境支援プロジェクト) に金沢工業大学の課外活動?Toiroプロジェクトも参加
GAPPA noto (北陸建築学生仮設住宅環境支援プロジェクト。会長:金沢工業大学 竹内申一教授) は、令和6年能登半島地震の被災地に建設された仮設住宅地において、居住者の方々の安らぎのある住環境と豊かなコミュニティの形成を支援することを目的に、2024年5月に発足した学生による支援団体です。
GAPPA(がっぱ)は石川県の方言で「一生懸命になる」という意味です。
北陸三県の建築系学科のある大学?高専の研究室を単位としたチームが連携し、各仮設住宅団地の居住者の皆さんとのコミュニケーションやワークショップを通じて、モノ?空間?環境をつくる「モノづくり」と、出来事?活動?イベントをつくる「コトづくり」の両面から、豊かな生活環境と暮らしをつくるお手伝いを行っています。
金沢工業大学の建築学科の学生たちの課外活動団体「Toiroプロジェクト」もGAPPA noto の活動に参画しています。
以下、2024年度のGAPPA notoにおけるToiroプロジェクトの活動についてご紹介します。
【2024年11月10日(日)】
能登町?上町の応急仮設住宅かんまち住宅の住民の方向けのお茶会
この日は金沢工業大学Toiroと福井大学菊池研究室の計17名が参加。Gappa notoの活動を知っていただきたいという思いと入居者のニーズを知るためお茶会を企画しました。
【2024年12月15日(日)】
珠洲市蛸島町 元気の湯+応急仮設住宅第2~4団地でワークショップ&写真展示
金沢工業大学Toiro、金沢大学白石研究室、金沢美術工芸大学西本研究室から27名が参加。珠洲市蛸島町の仮設住宅にお住まいの方々を対象とした支援活動として、午前は珠洲鉢ケ崎温泉 元気の湯で、また午後からは「元気の湯」周辺の第2~4仮設住宅団地の集会所にて、生活をすこし便利にする調理器具「まなピタ」作製ワーショップと「GAPPAカフェ」を開催。住民は約60人参加しました。
「まなピタ」は仮設住宅の限られたキッチンスペースを効率的に使えるよう設計されたオリジナルのまな板で、日常の調理作業に少しでも便利さをプラスすることを目指しています。
「GAPPAカフェ」は参加者の皆さんがリラックスして交流できるよう実施したもので、ソフトドリンクや加賀棒茶を飲みながらの日常的なお話の中、地域への想いや課題についてお話を伺いました。
さらに蛸島町のお祭りや日常の景色を切り取った写真展を開催。参加者同士が思い出話に花を咲かせる場面が多く見られました。
【2025年1月25日(土)】
能登町?上町公民館で治部煮炊き出し&収納BOX製作ワークショップ
この日は金沢工業大学Toiroと福井大学菊池研究室の計14名が参加。鳳珠郡能登町のかんまち住宅など複数の応急仮設住宅の住民や近隣住民のみなさんを対象に、石川県の代表的郷土料理のひとつ、治部煮の炊き出しを実施。約30名の住民が参加し、困りごとの相談や世間話を通じて、交流を深めました。
?GAPPA notoの活動の詳細は以下の特設ページにてご覧ください。
【Toiroプロジェクトについて】
Toiroプロジェクトは、建築学科を中心とする学生たちによって組織される課外活動団体で、建築を学ぶ活動の一環として、地域の各種団体?個人からの要望に応じてデザインからものづくりまでを一貫して行っています。「Toiro」(十色)という名前の通り、建築の領域だけを見てもデザインや情報技術、構造や環境、構法や施工など様々な分野があり、それらを総合的な知識と能力として融合する力を実体験からよりリアルに学ぶため、学外(社会)に学びの場を求めるべきという考えのもと展開。リノベーションからイベントまで多彩な活動を行っています。2025年2月現在のメンバー数は57人です。
活動の詳細はToiroプロジェクトのInstagramでご覧いただけます。
https://www.instagram.com/toiroproject/
【GAPPA noto (北陸建築学生仮設住宅環境支援プロジェクト)について】
https://cdn.kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102928/202406182319/_prw_PA1fl_rOY0c89h.pdf