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アピラクさん(国際高等専門学校助手)がラスベガスで開催されたアメリカ電気電子学会主催「IEEE ICCE2025」でBest Session Presentation Awardを受賞

2024年9月に金沢工業大学大学院 工学研究科 博士前期課程(修士課程)情報工学専攻を早期修了し、併設校の国際高等専門学校助手でもあるアピラク?サンゲンチャイさん(中沢 実 研究室所属)が 1月11日(土)から14日(火)にかけてラスベガスで開催されたIEEE(アメリカ電気電子学会)主催の国際会議 The 43rd International Conference on Consumer Electronics (IEEE ICCE 2025)にて,「Best Session Presentation Award」を受賞しました。

「Best Session Presentation Award」を受賞したアピラク?サンゲンチャイさん(写真左)

Best Session Presentation Awardは、ICCE2025の中で実施された60あまりのセッションにおいて、各セッションの中で優秀な発表に対して授与される賞です。Apirakさんが受賞したセッションは「Machine learning, Deep learning and AI in CE (MDA)」で、優れた発表の一つとして評価されました。

当研究は情報工学科 中沢実研究室と別川製作所(石川県白山市)との共同研究の一環として行われました。

発表タイトル: Smart Warehouse Safety: Computer Vision for Forklift Driver Monitoring in Warehouse Setting

著者:Apirak Sang-ngenchai, Minoru Nakazawa (Kanazawa Institute of Technology)

【受賞したアピラクさんの研究について】

フォークリフトや工場内作業員の安全管理は、最優先事項でなければならず、本研究では、深層学習と姿勢推定を用いて、不適切な行動をリアルタイム且つ高精度に認識する画像認識を中心とした解決策を提案している。主な目的は、フォークリフトの運転手の危険な行動を特定し、工場内の安全性を高め、管理者が危険な傾向やパターンを早期に発見できるようにしている。この研究では、畳み込みニューラルネットワークと姿勢推定を統合している。具体的には「YOLO(You Only Look Once)アーキテクチャ」のCNNモデルを物体検出に使用し、フォークリフトの運転手を認識する。その後、YOLOの姿勢推定技術で運転手の身体の関節を検出?推定する。我々の研究結果においては、このアプローチで、検出精度91%以上、ポーズ推定モデルのF1スコアが96%を超えている。

(関連ページ)

IEEE The 43rd International Conference on Consumer Electronics (IEEE ICCE 2025)

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