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能登半島地震にて被災した北菱電興のイチゴ圃場の復興支援ボランティアを実施。ロボティクス学科土居研究室の有志学生
金沢工業大学は、7月27日(土)に、能登半島地震にて被災した北菱電興アグレッシブ?アグリ イチゴの圃場(七尾市中島町)にて、包括協定に基づく復興支援ボランティアに取り組みました。
当ボランティアに参加したのは、ロボティクス学科土居研究室の有志5名(大学院機械工学専攻博士前期課程2年 山崎 楓さん、大学院機械工学専攻博士前期課程1年 河崎 隼さん、ロボティクス学科4年 馬場 涼生さん、ロボティクス学科4年 大橋 琉士さん、ロボティクス学科4年 中田 隆雅さん)と職員3名の計8名です。
参加者は補修が終わったビニールハウス内イチゴ高設栽培ベンチの培養土を敷き込みする作業を行いました。
当日は外気温33度で、ビニールハウス内はさらに温度が高い中での作業でしたが、熱中症対策を十分行いながら、合計3棟のビニールハウスのイチゴ高設栽培ベンチ培養土敷き込み作業を完了させました。
日頃、研究室での作業?研究が中心の学生にとっては、汗を流して土を触り作業する事が新鮮に感じられたようで、「参加して良かった」と話していました。
北菱電興株式会社と金沢工業大学は、共同研究として2018年から取り組んだ「いちごの成長制御を目的とした圃場全体の制御システムの研究開発」をきっかけに、人材育成の面で活発な人的交流を進めてきました。さらに、2024年5月20日には包括連携協定が結ばれ、教育?人材育成という共通の基盤の上に、コーオプ教育や社会人のリスキルを広げていきながら、他の企業を含む社会へと取り組みを広げ、二者の連携にとどまらない“知の往還”とオープン型の”開かれた人材育成”の実現を目指しています。
今回のボランティア作業は、日頃お世話になっている北菱電興株式会社に対して何かできることはないか相談し、実現したもので、北菱電興株式会社の中寺様を始め関係者の皆様には、このような機会を与えていただき、心から感謝しています。
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