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【研究夢考房Start Up Project Data Dreamersが優勝】2024年1月27日に日本マイクロソフト品川本社で行われた生成AIをテーマとしたAzure OpenAI Service 大学生向けハッカソンで
生成AIをテーマとした「Azure OpenAI Service 大学生向けハッカソン」決勝戦が2024年1月27日(土)、日本マイクロソフト株式会社品川本社で開催され、日本代表として出場した金沢工業大学研究夢考房Start Up Project Data Dreamersのチーム「Data Dreamers caffeine coder」が見事、優勝しました。
研究夢考房Start Up Project Data Dreamersは2023年度に発足した金沢工業大学初のデータサイエンスに関する課外プロジェクトです。発足1年目での快挙となりました。
【優勝したData Dreamers caffeine coder】
写真左から増田 圭亮さん(大学院修士課程1年)、山内 直哉さん(情報工学科 1年)寺澤 望さん(情報工学科2年 チームリーダー)、河合 真志さん(情報工学科2年)、高輪 一貴 さん(情報工学科3年)
(プロジェクトの活動拠点 金沢工業大学 Challenge Labで)
Azure OpenAI Service 大学生向けハッカソンについて
「Azure OpenAI Service 大学生向けハッカソン」は、株式会社SUN Asteriskと日本マイクロソフト株式会社が共同開催した”ベトナム×日本 大学生国際交流イベント”です。
1月9日から14日に行われた予選には両国から53チーム218名が参加。ベトナム3チームと、日本代表として金沢工業大学研究夢考房Start Up Project Data DreamersからData Dreamers caffeine coderとData Dreamers Hawkの2チーム、慶應義塾大学1チームの計3チームが決勝戦に進み、1チームにつき質疑応答含めて25分間、プレゼンを行いました。その結果ベトナムから1チーム、日本代表からは金沢工業大学のData Dreamers caffeine coderがそれぞれ優勝しました。
Azure OpenAI Service は、Microsoft Azureクラウドプラットフォーム上で提供されるサービスの一つで、OpenAIの先進的な人工知能モデルを利用できるように設計されています。ユーザーはGPT(Generative Pre-trained Transformer)など、OpenAIが開発したさまざまなAIモデルをアクセスし、使用することができます。
「Azure OpenAI Service 大学生向けハッカソン」で出された競技課題は、学生の学習をサポートする、生成AIの機能を組み込んだアプリケーションをAzure OpenAI Serviceを活用して開発することでした。今大会ではベトナムの学生も参加するため発表資料やインターフェースデザインはすべて英語で作成することが求められました。
Data Dreamers caffeine coderが開発したアプリケーションについて
データサイエンティストの育成は我が国の喫緊の課題となっていますが、一方で、学生はデータサイエンティストになるために必要なスキルの多さに直面しています。プログラミングの勉強自体が難しく、ソースコードの内容がなかなか体系的に理解できないといった“自己学習の限界”と、英語で書かれた公式ドキュメントを見てあきらめてしまう、わからないことは積極的には質問しづらいという“言語と文化の壁”から諦めてしまう学生も出ています。
この課題解決としてData Dreamers caffeine coderが開発したのが「Documentor-GPT」です。初学者は、わからないことをDocumentor-GPTと対話をしながら総合的に理解を深めたり、ドキュメントをもとにプログラムを書くことができます。将来的には個人のレベルに合わせた学習や共同作業もできるように検討を進めています。
【ハッカソンに出場したData Dreamersの皆さん】
Data Dreamers からは Data Dreamers caffeine coderとData Dreamers Hawk、Data Dreamers group3の3チームが参加。決勝戦にはData Dreamers caffeine coderとData Dreamers Hawkの2チームが進出した。
※3チームのデモ動画はData DreamersのYouTubeチャンネルで配信中。
リーダーの寺澤さんのコメント
エンジニアは技術力をメインに見すぎる傾向がありますが、社会では技術力とともにマネジメント?ビジネス力が求められています。自分はこのマネジメント?ビジネス力が足りないと感じていたので、開発面だけでなく後輩?先輩からなるチームをまとめることで技術力とビジネス力の両方を鍛えたいと思い、リーダーを担当しました。自分より学年が上の先輩がいる中で最初はリーダーとしてやりづらい面もありましたが、最終的には一致団結してチームワークを高められたことと、専門的な話になりすぎず、自分たちが作ったものをうまく説明できるように工夫したことが優勝した要因だったと思います。
※研究夢考房とは
金沢工業大学では、「専門学科の研究室」(大学院生、学部4年生が中心)、学科横断的に問題に取り組み社会実装を目指す「クラスター研究室」(大学院生、学部4年生が中心)に続く第3の研究活動として「研究夢考房」の制度を2023年度より進めています。「研究夢考房」では、全学年を対象に学生自らが探究したいテーマや夢考房プロジェクト活動に関する研究テーマに取り組みます。
(参考情報)
Azure OpenAI Service 大学生向けハッカソンについて
金沢工業大学 研究夢考房 Start Up Project DataDreamers X