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【地方創生に関する共同研究】
経営情報学科4年の玉野さんが産学連携で新たな化粧品を開発。香り成分に"100%天然バニラ"を使用したコラボ商品『とろけるようなバニラリップバーム』が販売開始
金沢工業大学経営情報学科 松林賢司研究室の玉野美湖さん(経営情報学科4年生)がプロジェクトデザインIII(卒業研究)の一環で、企画?開発したコラボ商品『とろけるようなバニラリップバーム』が2024年1月9日(火)からKITブックセンターで販売が開始されました。
バニラビーンズの発売元である近江大坂屋がプロデュースするバニラビーンズ専門店BonBon Vanillaと、化粧品OEM会社である株式会社ケイズとの共同研究から生まれたもので、"100%天然バニラ"を使用した魅惑的な香りと豊かな保湿力が特徴となっています。
玉野美湖さんは、地方創生に関する共同研究を「プロジェクトデザインⅢ」の研究テーマとして取り組みました。今後栽培が増えると予想される沖縄バニラビーンズの新たな販路を確立させ、「農家や地域への貢献がしたい」「合成香料を使用せずオーガニックな香りで癒される化粧品を作りたい」という思いが込められています。
このたび開発?販売された『とろけるようなバニラリップバーム』は、テストマーケティングとして実施されたもので、今後沖縄で生産予定のバニラと同種の台湾産のバニラビーンズを使用し、バニラビーンズ(バニラ種子:整肌効果)とバニラ果実エキス(整肌効果)が含まれています。
本研究は昨年度より行われました。商品の企画?開発?改良やパッケージ制作には、松林研究室が提唱するマーケティングテクノロジーのフレームワークを用いた商品コンセプトやニーズ、価格の決定に関するマーケティング分析が活用されました。
また資金調達にはクラウドファンディングを用い、沖縄県や石川県をはじめ、全国から42人の支援者によって商品製造に必要な目標金額である182,000円を達成しました。
【コラボ商品 天然バニラ使用『とろけるようなバニラリップバーム』について】
商品内容量は約5g。販売価格は1,650円(税込)です。
香り成分には100%天然バニラを使用しています。バニラ果実を種とさやに分け、バニラ種子はそのままリップバームに配合。香りの強いさやはスクワランオイルに漬けて、香り成分を時間をかけて丁寧に抽出しています。天然バニラならではの柔らかい甘さが香る商品となっています。
当商品は、今年1月から金沢工業大学扇が丘キャンパス21号館2階にあるKITブックセンター雑貨売場で販売が開始されたほか、近江大坂屋のECサイト( https://bbonvanilla.thebase.in/ )でもお求めいただけます。
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