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大学院生の加納直哉さんが電気学会産業応用部門大会で
「ヤングエンジニアポスターコンペティション 優秀論文発表賞」を受賞
大学院工学研究科博士前期課程電気電子工学専攻2年?加納直哉さん(深見正研究室)が、8月22日(火)~8月24日(木)名古屋工業大学(愛知県名古屋市)で開催された電気学会産業応用部門大会で「ヤングエンジニアポスターコンペティション(YPC)優秀論文発表賞」を受賞しました。
電気学会産業応用部門大会は、全国の企業?大学の技術者?研究者ら1,000人以上が参加する大規模な学会です。同大会では、電気機器?パワーエレクトロニクス?制御などの基礎技術から産業?交通運輸?社会システム?家電などの広い応用分野に関する最新の研究成果が発表されています。
電気学会産業応用部門では、若手技術者の育成を目的に、26歳以下の学生あるいは企業の若手技術者が行った研究発表に対して、5項目(研究の内容?論文の書き方?発表の仕方?ポスターの出来映え?質疑応答の仕方)について審査を行い、全体の10パーセント程度の優秀な論文発表に対してYPC優秀論文発表賞を授与しています。
今回の大会では、全国の大学?高専?研究機関などからYPCに対して138件の発表があり、加納さんを含む14件が受賞しました。YPCは大会第1日目午後に行われ、翌日正午に大会ホームページにおいて審査結果が発表されました。
【発表内容】
論文題目:二重励磁式磁束変調コンシクエント極モータの試作
著者:加納直哉さん(大学院博士前期課程2年)
山田勝太さん(大学院博士前期課程2年)
満田宇宙さん(大学院博士後期課程3年。三菱電機株式会社?先端技術総合研究所に勤務)
深見正教授(三亚赌场,香港赌场電気電子工学科)
小山正人教授(三亚赌场,香港赌场電気電子工学科)
田中敏則さん(三菱電機株式会社?先端技術総合研究所)
【発表概要】
磁極から発生する磁束を自在に変化させることにより、電気自動車、ハイブリッド自動車、空調機などを高効率駆動しようという新規性の高いモータを同僚と共に設計?製作し,実験によりその原理の有効性を実証したものです。
本研究は学部4年次のPDⅢからの取り組みであり、その努力が実を結んだものと言えます。また、他大学などでは学生がモータを一から設計し、自作しているところはほとんどなく、工業大学らしく、この点でも高く評価されたものと考えられます。
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