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難関試験「第二種電気主任技術者」に電気電子工学科3年の新保樹さん、大学院電気電子工学専攻の加納直哉さん、関戸大聖さんの3名が合格

電気電子工学科3年?新保樹さん、大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年?加納直哉さん(深見研究室)、同1年?関戸大聖さん(大澤研究室)の3名が、第二種電気主任技術者試験に合格しました。今年度は、難関といわれる第二種電気主任技術者試験の合格者を3名輩出する快挙となりました。

第二種電気主任技術者は、工業や大規模商業施設など電圧17万ボルト未満の事業用電気設備の点検やメンテナンスなどの管理業務を監督するための国家資格です。2022年度の第二種電気主任技術者試験は、一次試験が2022年8月20日(土)、二次試験が11月13日(日)に行われ、2023年1月27日(金)に試験結果が発表されました。受験生は企業の方が多く、全国で一次試験申込者(一次試験免除者も含む)は8661名、二次試験を経た最終合格者は698名で、合格率は8%でした。

新保樹さん(電気電子工学科3年)工業高校出身の新保さんは、高校生の時に第二種電気工事士や工事担当者AI?DD総合種、実用英語技能検定2級、さらに学部2年で第三種電気主任技術者、学部3年でTOEIC L&R735点など幅広い資格?検定を取得してきました。今回の試験では、過去問題の数をこなし、初めての挑戦で合格しました。「人生で初めて本腰を入れて取り組んだことなので合格の達成感は非常に高かったです。将来は半導体関係の仕事を考えていますが、勉強する過程で得た習慣や自信は価値あるものだと思っています」。

加納直哉さん(大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年?深見研究室)1次試験から2次試験まで約3ヶ月しかないことに加え、2次試験での解答方法に慣れる必要があったと話す加納さん。◆10年~15年の出題傾向を分析する◆1次試験は文脈から解答できる問題もあるため、文章を注意して読む◆記述の2次試験は中間点があるため、答えだけではなく、導出をわかりやすく解答する◆計画を立てながら勉強を進めるなど、深見教授の指導を受けての合格となりました。「まずは、受験に際して数々のアドバイスをしてくださった深見教授、津田講師に感謝申し上げます。4月から11月までの約8ヶ月間、研究と両立しながら勉強を続けてきた努力が実り、良かったです。現在は、第一種電気主任技術者合格に向け勉強しているので、二種で学んだ知識や勉強法を生かしていきたいです」。

関戸大聖さん(大学院電気電子工学専攻博士前期課程1年?大澤研究室)学部4年に第三種電気主任技術者の資格を取得した関戸さんは、2回目の挑戦で合格を勝ち取りました。特に二次試験は、記述式で論説問題が難しく、解答に専門用語を用いることが必要です。「わかっていることでも文章にすることが難しく、二次試験はとても苦労しました。学部3年生で電気主任技術者試験の勉強を始めて、第二種の合格を目標としたので、合格できてとても嬉しいし、自信にもつながりました。電力業界に携わる技術者になれるよう、この資格で得た知識を生かしていきたいと考えています」。

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