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建築学科4年の巽斗麻さんが難関の不動産鑑定士試験に合格
建築学科4年の巽斗麻さん(永野研究室)が令和4年の不動産鑑定士試験に合格しました。金沢工業大学の学生としては初めての合格者となります。
不動産鑑定士は、土地や建物など不動産の適正な価値を評価できるなど不動産分野の専門家で、難関の国家資格です。
試験は一次にあたる短答式、二次にあたる論文式(民法、経済学、会計学、不動産の鑑定評価に関する理論)の2段階式で、巽さんは昨年初めての受験で、短答式試験に合格、一次が免除となり、今年8月6日~8日に行われた論文式試験に挑みました。
今年の論文式試験の合格者の平均年齢は、33.2歳。合格率は、16.4%でした。
働きながら試験合格を目指す人が多数を占める中、巽さんのような在学中の合格は快挙です。
巽さんは、学部2年の時に宅地建物取引士(宅建)試験に合格、その勉強の中で不動産資格の中でも最高峰の不動産鑑定士を知り、学習をスタート。学内の自習室などで多い日は12時間、まさに朝から晩まで勉強に時間を費やしたといいます。直前に行われた模擬試験では予想以上の成績で、手ごたえは感じていたということですが、発表を見るまではやはりとても緊張したそうです。今後2年間の実務修習を受講し、修了が認められれば、不動産鑑定士として登録されます。
巽さんのコメント
「憧れていた資格試験に合格して本当に嬉しいです。第一志望の不動産鑑定企業からも内定をもらうことができました。将来、お客様から、自分に鑑定評価を依頼してよかったと言ってもらえるような不動産鑑定士をめざしてこれからも頑張りたいと思います」