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夢考房の小型無人飛行機プロジェクトが「第18回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」自動操縦部門で「ベストパイロット賞」、ユニークデザイン部門で「SkyDriveデザイン賞」受賞

一般社団法人 日本航空宇宙学会が主催する「第18回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」(以下「学生室内飛行ロボコン」)が令和4年9月23日(金)~25日(日)の3日間、東京都の日本工学院専門学校蒲田キャンパス片柳アリーナ(東京都?大田区)で行われ、金沢工業大学?夢考房小型無人飛行機プロジェクトが出場。そのうち「Latimeria(ラティメリア)」がベストパイロット賞を、「折鷲(せっしゅう)」がSkyDriveデザイン賞を受賞しました。

学生室内飛行ロボコンに出場した小型無人飛行機プロジェクトのメンバー

「第18回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」は、与えられた要件を満たす飛行機を設計?製作し、その性能評価を競う場として毎年開催されています。コンテストのほか、航空工学やその他の多くの専門知識をもつ学生との交流の場が設けられており、他大学の学生と情報?意見交換を行うことにより、知識や技術力の向上を図ることができます。

夢考房の小型無人飛行機プロジェクトは平成18年に発足したプロジェクトで、学生室内飛行ロボコンには平成19年の第2回大会から出場しています。第18回大会では、自動操縦部門に「Latimeria」、ユニークデザイン部門に「折鷲」が出場しました。

10チーム(大学8、高専2チーム)が参加した自動操縦部門は、250gという機体重量を守ったうえ①帰還の有無②ミッション③機体の特性および自動操縦装置の性能の3つの総合点を競います。夢考房「Latimeria」は、飛行に安定感があり、予備の主翼が用意しやすい「短形翼」を採用。主翼の後縁に基板と離れたモータを設置し、安定した8の字旋回ができるよう工夫しました。予選では圧勝だった「Latimeria」は決勝で帰還することができず、5位という結果に終わりましたが、自動離着陸を可能とする機体設計が高く評価され、ベストパイロット賞を受賞しました。

自動離着陸を可能とする機体設計が評価され、ベストパイロット賞を受賞した「Latimeria」

9チーム(大学6、高専3チーム)が参加したユニークデザイン部門では、「折鷲」チームが出場。機体の設計には、翼を上下稼働させることによって直進性が高まる「スパンワイズ適応翼」やアホウドリの特性を模倣した技術「空力弾性ヒンジ」を採用。これらを組み合わせることにより、新規性の向上や今後、航空分野に貢献することの機体をめざしました。「折鷲」チームはプレゼンテーションで火星での飛行に触れ、その設計思想が評価され、SkyDriveデザイン賞を受賞しました。

ぽっきりと翼が折れるスパンワイズ適応翼を採用した「折鷲」。SkyDriveデザイン賞を受賞した

【自動操縦部門】審査

制限機体重量 250g

ミッション

?救援物資輸送(チキンラーメンmini3個)

?水平旋回

?8の字旋回

?上昇旋回

?自動離着陸および自動投下

【ユニークデザイン部門】審査

機体重量無制限

ミッションの規定ないが飛行中に機体のプレゼンテーションを実施する

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