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夢考房ロボットプロジェクト「Team_Robocon」が「NHK学生ロボコン2022~ABUアジア?太平洋ロボコン代表選考会~」で準優勝
夢考房ロボットプロジェクトの「Team_Robocon」が、6月12日(日)に東京都の大田区総合体育館で行われた「NHK学生ロボコン2022~ABUアジア?太平洋ロボコン代表選考会~」に出場し、準優勝を果たしました。
「NHK学生ロボコン2022~ABUアジア?太平洋ロボコン代表選考会~」(主催:NHK、NHKエンタープライズ)は、与えられた競技課題をもとに、自らのアイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通して技術力と独創力を競うコンテストです。
今回の大会には、全国から事前審査を通過した16チームが出場しました。金沢工業大学の夢考房ロボットプロジェクトは、ロボット名「翡翠」(ひすい)で出場。試合の結果は下記の通りです。
【予選リーグ】
第1試合:○金沢工業大学 65点 対 ?九州大学 10点
第2試合:?金沢工業大学 25点 対 ○九州大学 55点
※2試合の合計得点で決勝トーナメント進出。
【決勝トーナメント】
1回戦:○金沢工業大学 55点 対 ?東京農工大学 25点
準決勝:○金沢工業大学 65点 対 ?東京大学 65点
※勝敗決定ルールに基づき勝利。
決 勝:?金沢工業大学 25点 対 ○豊橋技術科学大学 25点
※勝敗決定ルールに基づき敗退。準優勝。
今回のテーマは、「LAGORI~ラゴリ~」で、インドの人々が昔から慣れ親しんできた「ラゴリ」という屋外ゲームをモチーフにした競技でした。2チームが「シーカー」と「ヒッター」に分かれ、シーカーがボールを投げて「ラゴリ」と呼ばれる石(ラゴリディスク)の塔を崩すことから始まります。シーカーが再び石を積み上げる間、ヒッターはボールを相手チームに当てて積み上げを妨害します。試合は、攻守交代の2ラウンド制(各ラウンド90秒)で、崩した石と積み直した石の合計得点が高いチームが勝利します。
夢考房ロボットプロジェクトチームは2台のロボットを製作して大会に参加。2台のうち、ラゴリを倒すボールを射出するロボットは、他大学が比較的高い位置からボールを射出する方式を採用する中、低い位置からボールを射出する方式を採用しました。相手が保持するボールオンヘッドを打ち落とし妨害する際は、AI学習による自動追従モードと手動によって狙いを定めるモードを、相手によって切り替えて対戦を行いました。
ボールを回収?受け渡してラゴリを積み上げるロボットは、2段のアームを制御することで5段のラゴリを2段+3段で積み上げる方式を採用しました。2段を最初に積み上げることで手堅い得点を得ることを重視した設計としました。
操作者による正確な操縦と安定した動作により、惜しくも優勝は逃しましたが、今回の準決勝という結果につながりました。決勝進出は2013年大会以来、入賞は第3位入賞の2020年大会以来となります。