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環境土木工学専攻の菅原典大さんが「令和3年度土木学会中部支部優秀講演者賞」を受賞。土木学会中部支部研究発表会での研究発表が評価
大学院環境土木工学専攻の菅原典大さん(工学研究科博士前期課程1年、宮里心一研究室)が、3月4日にオンラインで開催された土木学会中部支部研究発表会で研究成果を発表し、「土木学会中部支部優秀講演者賞」を受賞しました。
優秀講演者賞は、優れた研究成果を発表した36歳未満の学生や技術者?研究者を対象とするもので、発表全223編の研究の中から厳正なる論文審査と講演審査を経て受賞者が決定されました。
菅原さんは、プロジェクトデザインⅢから継続している修士研究とは別に、産学共同による委託試験へ自主的に参加し、主動的に実施した実験の成果が、今回の投稿論文でした。
環境土木工学科?大学院環境土木工学専攻の学生としては、加藤了俊さん、松田和樹さん、山本昌史さん、鈴木隆平さんに続き、5年連続しての「土木学会中部支部優秀講演者賞」の受賞となりました。
【題目】
エポキシ系樹脂によるマクロセル腐食抑制対策工の効果
【著者】
菅原典大、宮里心一、櫻井博章(日進化成株式会社)
【講演要旨】
コンクリートの塩害に対する補修として、腐食した鉄筋が埋設されたコンクリートを打ち換えた後の再劣化が問題となっている。これを防ぐべく、修復時に打継目近傍へシラン系表面含浸材を塗布する方法が提案されていた。本研究では、エポキシ系樹脂でも同様に、再劣化を抑制できることを実験により検証した。