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金沢工業大学と珠洲市が「教育?研究活動の連携協力に関する協定」を9月17日に調印。珠洲市の地域課題に学生が取り組むプロジェクト型授業を推進

金沢工業大学と珠洲市の「教育?研究活動の連携協力に関する協定」についての調印式を、9月17日(木) 14時から金沢工業大学と珠洲市役所をオンラインでつないで実施します。

この協定は、金沢工業大学と珠洲市が連携?協力し、人的?知的資源の交流?活用を図るとともに、珠洲市民や地域を対象とした教育?調査?研究活動、課題解決に関する活動を通して、双方の振興?発展に資することをめざすものです。具体的には、下記の項目について連携して取り組んでいきます。

(1) 珠洲市職員及び市民と大学教職員及び学生のプロジェクト学習を通じた相互交流の実施

(2) 珠洲市の地域課題に関する調査?研究活動及び解決に向けた各種活動の実施

(3) その他、双方が必要と認める事項

これまで2年間に渡り、環境土木工学科の学生が、授業で珠洲市の地域課題の解決策をチームで考え、珠洲市役所に提案してきました。今回の協定は、この教育の取り組みを継続的に推進し、双方の交流を促すものとなります。

金沢工業大学と珠洲市の教育?研究活動の連携協力に関する協定 調印式

日時:令和2年9月17日(木)14:00~

場所:金沢工業大学 扇が丘キャンパス Challenge Lab、珠洲市役所3階 会議室
※2会場をオンラインでつないで行ないます。

式次第:

開式

これまでの経緯説明

挨拶?面談

金沢工業大学 大澤敏 学長

珠洲市 泉谷満寿裕 市長

協定書署名

協定書披露

閉式

協定調印に至る経緯

金沢工業大学では2019年度より、環境土木工学科が珠洲市に協力を依頼し、授業「プロジェクトデザインⅡ」の中で学生が主体となって自治体が抱える問題発見?解決に取り組む連携授業を行っています。環境土木工学科では、多くの学生が自治体や地域に関わる仕事に就くことから、アートや自然などの魅力を存分に持ち、一方で地方に特徴的な課題も抱える珠洲市をテーマに取り組むことで、将来の進路や地方のあり方について考えるきっかけとなることを期待しています。珠洲市と金沢工業大学は約150km離れていますが、2019年度より遠隔通信技術による交流や、360°映像で珠洲市の環境を体験できるVRなど、ICTを駆使した授業づくりを行っております。2020年度は、珠洲市の観光振興策や、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に基づいたまちづくりの課題などをテーマに、市の課題の解決策に取組みました。調印式では、授業の一端を市長に体験いただくことも兼ね、遠隔操作でコミュニケーションをするアバター(分身)を使用し、市長が野々市市にいる学長や学生との交流を行います。

珠洲市職員がアバターで授業に参加している様子(2019年)

金沢工業大学の近隣自治体との連携

金沢工業大学はこれまで、野々市市(2004年11月、2011年9月)、金沢市(2009年3月)、白山市(2013年5月)、加賀市(2014年3月)と協定を締結しており、今回の珠洲市は、協定を締結する5番目の市町村となります。

金沢市、野々市市からは、毎年、地域連携テーマとして各市の地域課題を提供いただき、授業「プロジェクトデザインⅡ」において、これら地域課題に対する解決策を学生がチームで考え発表しています。また、2019年には、経営情報学科の「プロジェクトデザインⅡ」で、白山市SDGs未来都市をテーマに学生が地域課題の解決策を考えました。これらの例のように、金沢工業大学では学生が実際の地域課題に取り組む実践的な教育機会があります。

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