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日本の有力大学とグローバル企業が会員の産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)に金沢工業大学が入会。大学院生による研究開発実践型の中長期研究インターンシップを通じて産学協同教育のさらなる充実を目指す
金沢工業大学は、令和2年8月、一般社団法人産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)に入会しました。
C-ENGINEは、イノベーションを創出する力を有する高度理系人材の輩出を目指して、修士課程?博士課程?ポスドクの研究インターンシップを推進しています。C-ENGINEは、日本の有力大学16大学とグローバル企業36社で構成され、金沢工業大学の入会は17大学目となります。金沢工業大学は、本協議会を通じて、研究に焦点を当てた研究インターンシップを推進致します。
金沢工業大学では、令和2年度より、次世代のリーダーを育てるため、4ヵ月から1年間という長期間にわたって、学生が企業に就業し、その企業が現実に取り組む課題やソリューションに挑む独自の産学協同教育である「KITコーオプ教育プログラム」を実施しています。このKITコーオプ教育プログラムに加えて、研究インターンシップに取組み、産学協同によるキャリア教育プログラムのさらなる充実をはかってまいります。
C-ENGINEが進める「産学協働イノベーション人材育成コンソーシアム事業」を通して
イノベーション創出のためには「研究開発実践型の中長期研究インターンシップ」が有効な手段とされています。中長期研究インターンシップは、企業が様々な大学の中から専門性の高いインターン生を幅広く受け入れることができるだけでなく、企業と大学研究室が連携するためのきっかけ作りにもなります。
C-ENGINEは、日本の有力大学とグローバル企業がコンソーシアムを形成し設立されたもので、学生たちはC-ENGINEのIDM(Innovative HR Development Matching)システムに登録することで、自分の研究に合ったインターンシップテーマを広い企業群から選択できます。
就職や採用だけを目的とするインターンシップとは一線を画し、C-ENGINEでは、原則として2か月以上のインターンシップを推奨しています。学生たちは実践的な企業の研究現場を体験することで、さまざまな分野や業種にも応用可能な専門能力(トランスファブルスキル)を身につける機会となります。またインターンシップが契機となり、企業と本学との共同研究体制の強化と更なる推進を図ります。
一般社団法人産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE)会員
【大学】
東北大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、お茶の水女子大学、東京都立大学、京都大学、大阪大学、大阪府立大学、神戸大学、奈良先端科学技術大学院大学、奈良女子大学、岡山大学、九州大学、鹿児島大学、金沢工業大学
【企業】(五十音順)
川崎重工業株式会社
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
京セラ株式会社
コニカミノルタ株式会社
シスメックス株式会社
株式会社島津製作所
清水建設株式会社
住友電気工業株式会社
住友電装株式会社
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社
ダイキン工業株式会社
株式会社ダイセル
大日本印刷株式会社
株式会社竹中工務店
株式会社タダノ
一般財団法人電力中央研究所
東レ株式会社
凸版印刷株式会社
株式会社巴川製紙所
日東電工株式会社
日本板硝子株式会社
株式会社日本触媒
日本ゼオン株式会社
日本電信電話株式会社
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
パナソニック株式会社
日立金属株式会社
富士フイルム株式会社
株式会社堀場製作所
三菱重工業株式会社
三菱電機株式会社
株式会社村田製作所
ヤマハ発動機株式会社
株式会社リコー
ロート製薬株式会社
ローム株式会社
(http://www.c-engine.org/about/member/より)
【関連リンク】