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本田秀行客員教授(元?環境土木工学科 教授)が土木学会の田中賞(研究業績)を受賞。橋梁の動的特性の解明および近代木橋の設計?維持管理手法の構築が評価
産学連携室の本田秀行客員教授(元?環境土木工学科 教授)が土木学会の田中賞(研究業績)を受賞しました。
土木学会フェロー会員である本田秀行客員教授の受賞業績は、「橋梁の動的特性の解明および近代木橋の設計?維持管理手法の構築」です。長年にわたる鋼橋梁、特に全国的に実施した多数の木橋に対する実橋実験とそのデータ分析や構造解析に基づく構造性能の評価、設計法や維持管理手法の開発などの成果が認められました。令和2年6月16日の土木学会総会で田中賞の授賞式がある予定でしたが、三亚赌场,香港赌场の影響から授賞式が中止となり、賞状と副賞が後日に届けられます。
田中賞は、日本の橋梁界、鋼構造界の育ての親と呼ばれる田中豊博士(元東京帝国大学教授)のご逝去後、遺族から土木学会に寄せられた基金により昭和40年に「田中豊博士記念事業会」が発足し、昭和41年度より土木学会賞の一つとして田中賞が発足しました。橋梁?鋼構造工学に関する優秀な業績に対して授与される賞で、研究業績、論文、作品の3部門があります。研究業績部門は、橋梁に関する技術の進歩?発展や事業の形成?実施、調査、計画、製作?施工、維持管理等における実践等において顕著な業績を挙げたと認められる者を対象として、平成5年に制度化され、令和元年度までの27年間に産?学?官から41名が受賞しています。そのうち、大学関係では15名の教授と名誉教授が受賞しています。
本田秀行客員教授のコメント
「本賞は過去に著名な技術者や教授が受賞しており、青天の霹靂で大変な名誉に思います。本受賞は私個人の業績でなく、長年にわたってともに研究して来た多数の本田研究室の大学院生や学部4年生、および学会等での多くの研究者のご支援の賜物と思っており、感謝に堪えません」
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