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金沢工業大学の学生による「金沢マラソン"おもてなし"プロジェクト」と金沢大学附属高等学校の「地域活性化プロジェクト」による初めての共創活動。「非顧客層」取り組みに関する社会実証実験を金沢マラソン2019をフィールドに実施
金沢工業大学の学生による「金沢マラソン"おもてなし"プロジェクト」(プロジェクトリーダー 機械工学科3年北出敏大さん他メンバー22名、担当教員 経営情報学科 松林賢司教授)では、令和元年10月27日(日)に行われた金沢マラソン2019で、eスポーツのエンターティンメント利用による非顧客層取り込みの可能性を検証する社会実証試験として、「としまるくんe-スポーツラリー」を実施しました。実証実験は「金沢マラソン"おもてなし"プロジェクト」と金沢マラソン事務局、金沢大学附属高等学校「地域活性化プロジェクト」の3者による共創で行われました。
金沢マラソンでは、沿道応援者の利便性向上、誘致の為、応援スポットを巡りながら効率的に参加ランナーを応援できる「おっかけ応援コース」が設定されています。金沢マラソン"おもてなし"プロジェクトは金沢工業大学と金沢市との連携協定に基づき、2015年の第1回大会から「おっかけ応援コース」でマラソンを盛り上げる企画の立案と運営に取り組んでいます。
5年目となる今年は非顧客層の取り組みをテーマに活動しました。金沢マラソンにおける「顧客」を「ランナーと応援者」とし、「非顧客層」を「通常であれば金沢マラソンに来場しない市民の皆さん」としました。そしてこの「非顧客層」に、どのようにしたら金沢マラソンに興味を持って貰えるか検討を進めました。具体的には小学生とその保護者をターゲットに、エンターティンメント性をもたせたオリジナルゲームとして「としまるくんeスポーツラリー」を企画。金沢マラソン当日に体験してもらいました。
「としまるくんeスポーツラリー」について
「おっかけ応援コース」の4箇所の応援スポットで小学生がオリジナルゲームを体験します。ゲームでは加速度センサーを搭載したコントローラーなどを使い、シューティングや障害物競走、もぐらたたき等をプレイ。ゲームは、初期のテレビゲームのようなシンプルな構造でありつつ、競技性ももたせています。参加者は各応援スポットで得点スタンプを集めてゴール地点にフィニッシュすると、得点に合わせて景品とお菓子がもらえます。当日は一時悪天候になりましたが、昨年を上回る350名を超える小学生と保護者が参加し、好評を博しました。
ゲーム説明の概要