記事詳細
学生プロジェクト「Design for the Community」が野々市市在住外国人を対象に
防災ワークショップを初めて開催
学生プロジェクト「Design for the Community」が野々市市内の外国人住民を対象とした防災ワークショップを11月1日(水)16時より白山野々市広域消防本部防災学習センターで開催します。
「Design for the Community」は、学生が外国人住民に英語でインタビューを実施し、問題を見つけ、解決していくまでのプロセスを通して、地域との関わりを深め、英語でのコミュニケーション能力とチームワーク作り、デザイン思考を学んでいくプロジェクトです。
昨年度は野々市市在住の外国人住民向けに英語版「野々市市防災パンフレット」とスマートフォン用の英語版「災害避難場所表示アプリ」を制作し、今年2月7日(火)に野々市市役所に贈呈しています。
防災に関しては、パンフレットの多言語化を始め、いろいろな対策がとられています。また近年は、多くの職場で避難訓練を実施しています。しかしそれらは、地震の揺れを想定できる人向けの対策で、多くの外国人住民は地震自体を体験したことがなく、とっさに地震とわからないといった課題や、災害時、災害後にどのような行動をとり、どこに避難するかもわからないといった課題が調査の結果、わかってきました。
そこで「Design for the Community」では今年度から、外国人住民へのインタビューによりニーズを探るチームと、制作した防災パンフ、アプリを使って外国人住民向けに防災広報活動を推進するチームの2チームで活動することにしました。
このたび開催するワークショップは、白山野々市広域防災本部防災学習センターの施設を利用して外国人住民に、煙避難や地震避難を体験してもらい、英語版防災パンフレット?アプリの利用促進を図ります。「Design for the Community」では今後も野々市市在住の外国人を対象にこのワークショップを開催していく予定です。
Design for the Community防災ワークショップ
【日時】11月1日(水)16:00より
【場所】白山野々市広域防災本部防災学習センター(石川県白山市三浦町255番地1)
【実施内容】
(1)煙避難体験
(2)地震避難体験
(3)防災パンフレットとアプリのワークショップ
*デザイン思考について
ユーザー像を想定し、そのユーザーにとって何が問題で、何が必要なのかを考えアイデアを創出し、まとめたアイデアを具体化し、実験?検証などによってアイデアをさらにブラッシュアップしていくデザイン手法の一つ。デザインシンキングとも呼ばれます。
*Design for the Communityが制作した英語版「野々市市防災パンフレット」とスマートフォン用の英語版「災害避難場所表示アプリ」
クリック(タップ)するとパンフのPDFが開きます