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流雪溝の流れを活用した「白峰まちづくり発電所」が発電開始。
金沢工業大学地方創生研究所のプロジェクト初の社会実装
5月26日に行われた完成式では「白峰まちづくり発電所」の看板掲示も行われた。
看板は白峰小学校の小学生が書いた字を使い
金沢工業大学大学院生の服部恭努さんがレーザーカッターで製作したもの
金沢工業大学地方創生研究所(所長:大澤敏 金沢工業大学学長)がイノベーション構築のハブとなって進めてきました「白峰まちづくり発電所」がこのたび完成し、5月26日(金)より発電を開始しました。
「白峰まちづくり発電所」建屋内部
白峰まちづくり発電所はNPO法人白峰まちづくり協議会が地域活性化事業として整備した小水力発電所です。
白峰一帯には除雪した雪を河川まで運ぶ流雪溝があり、一年を通じて水が流れています。この流れを春から秋にかけて利用して発電するもので、売電収益はまちづくり事業に活用されます。
金沢工業大学には、文部科学省平成28年度「私立大学研究ブランディング事業」に選定されたことに伴い、産学連携で地方創生イノベーションを実現する「地方創生研究所」を設立しています。このたび完成した白峰まちづくり発電所は、研究所が企業間連携のバブとなってイノベーションを構築する初めての社会実装事例となります。
地方創生研究所では今後、発電所から得られた各種のデータをビッグデータとして再生可能エネルギーの研究に活かしていく考えです。
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http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2017/0522_shiramine.html