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金沢工業大学の学生と越日工業大学の学生がペア(バディ制度)でインターンシップ。
9月8日に成果発表会を開催
金沢工業大学の学生6名(3年生2名、4年生4名)と越日工業大学(ベトナム?ホーチミン市)の2年生6名がペアを組み(バディ制度)、日本でインターンシップを行います。
金沢工業大学では2016年度からイノベーション創出を可能とする「世代?分野?文化を超えた共創教育」を全学で展開しています。今回のバディ制度によるインターンシップは「文化を超えた共創教育」の一環として行うもので、金沢工業大学として初めて。またバディ制度は日本でも留学生の受け入れ制度として広まりつつありますが、インターンシップでバディ制度を取り入れた例は国内でもあまり例がありません。
なお、本取組は日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)による拠出金事業に採択されています。
当インターンシップでは事前学習、就業体験、事後学習の3つのプログラムで構成され、12名が一緒に受講します。
事前学習は8月21日(月)から8月26日(土)まで、日本語教育や、日本の歴史と文化、業界?企業研究、安全教育、ビジネスマナー実習、基礎力(対人基礎力?対自己基礎力?対課題基礎力)セルフチェックと目標設定(*)などのプログラムが行われました。
また就業体験は8月28日(月)から9月1日(金)まで、三谷産業株式会社(石川県金沢市)、金沢機工株式会社(石川県金沢市)、株式会社学侑社(石川県野々市市)、株式会社山本金属製作所(大阪府大阪市)の4社で行われ、現場での実習等を通じて問題発見?解決に取り組みます。
就業体験後の事後学習は9月4日(月)から9月9日(土)まで行われます。
この就業体験をした学生たちによる成果発表会を、9月8日(金)13時30分から14時30分まで、金沢工業大学扇が丘キャンパス12号館4階イノベーションホールで開催します。12名の学生たちが、バディ制度によるインターンシップの成果を発表いたします。
越日工業大学は、ベトナムと日本を中心にイノベーションを担い得る人材の育成を目指して2015年9月にベトナム?ホーチミン市で開学しました。
日本型のものづくり教育を行うため、問題発見解決型「プロジェクトデザイン」や「技術者倫理」「インターンシップ」など、金沢工業大学のカリキュラムを採用していることが特長で、金沢工業大学としてもカリキュラムの初の海外輸出事例となっています。
「インターンシップ」事前学習における基礎力セルフチェックと目標設定について
金沢工業大学では「インターンシップ」の事前学習として、12ある「基礎力」(対人基礎力?対自己基礎力?対課題基礎力)の項目のごとに、自分がどの程度の力を持っているのか自己評価を行います。それをもとにインターンシップを通して伸ばしたい力を12項目中3項目選び、目標設定シートに記入します。目標設定シートは、インターンシップ終了時、企業のご担当者に評価を記入していただき、自分の成長度合いを客観的に把握します。