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KITが連携協定を結ぶ長野県坂城町の「鉄の展示館」に、機械工学科精密工学研究室の常設展示ブースが完成
長野県坂城町にある「鉄の展示館」(館長 山村 弘 坂城町長)に、機械工学科精密工学研究室(指導教員 畝田道雄教授)で行われた日本刀に関する研究成果を常設展示するコーナーが設けられました。
「鉄の展示館」は刀匠の町「坂城」に誕生した施設で、人間国宝 故宮入行平刀匠の功績を顕彰するとともに、鉄の加工技術の変遷がわかるようになっています。
坂城町と金沢工業大学は平成27年6月6日(土)に連携協定を結び、学術研究交流事業をはじめ、「鉄の展示館」における展示企画も連携して行っていくことになっています。
このたびの展示はこの第1段として行われたもので,学生2名と畝田教授が現地を訪問し,学芸員とともに展示ブースを設置しました。
展示内容は日本刀というミレニアムを貫く我が国の誇る伝統工芸品に対して科学的にその機能と感性にアプローチしたもので,従来から行われてきた日本刀の展示手法とは異なる,まったく新しい切り口での展示となっています。
これを機会にぜひご覧ください。
この研究成果の一部は、文部科学省「知(地)の拠点整備事業」の一環として金沢工業大学が進めるるCOCプロジェクトの一つ『「匠の技」を科学する』プロジェクトの研究活動の成果となっています。
関連サイト
「物語の始まりへ」 File.654村上昇啓さん
日本刀の美しさである機能美や感性美を科学的に検証する研究
http://kitnet.jp/monogatari/play/654_murakami.html