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学生が多国籍チームを組み、アジアの村でイノベーション創出
「ラーニングエクスプレス」報告会を開催します
金沢工業大学では、アジアの学生達と多国籍チームを組み、アジアの村でイノベーション創出に取り組むグローバル人材育成プログラム、「ラーニングエクスプレス」の報告会&募集説明会を、11月7日(金)17時から18時まで、扇が丘キャンパス23号館1階 パフォーミングスタジオで開催します。
専門分野や言葉や文化も違うアジアの学生たちがチームを組み、地域発展、環境問題、持続可能な社会の観点から、村人(ユーザー)の立場になって何が問題で何が必要とされているのかを考え、生み出した解決策は試作品として具体化し、村人に提案します。製品化は「現地住民が現地の技術水準で実施可能であること」が求められています。
ラーニングエクスプレス報告会&募集説明会
1)当報告会では以下の報告が行われます。
●今年3月にインドネシアの村で取り組んだ活動をもとに帰国後、夢考房で短期プロジェクトを立ち上げ、製品化に取り組んだ学生の発表。
●今年9月にインドネシアの村で新たなテーマで問題発見、解決に取り組んだ学生の発表。
2)報告会に引き続き、以下の募集説明会も実施します。
●9月のプログラムで解決策として創出されたアイデアを製品として具体化するために、今年12月、金沢工業大学にシンガポール、インドネシアの学生が集まり、金沢工業大学の学生と一緒に製品化に取り組みます。
このサポート学生の募集を行います。
*この受け入れは、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の日本?アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)の支援を受けて行われます。
●来年3月に予定されている新規テーマでのプログラムへの参加希望者の募集を行います。
参考資料 3月と9月の各プログラムの概要
今年3月に開催された「ラーニングエクスプレス」では、インドネシアの村での「地元産業の改善」をテーマにフィールドワークを行いました。学生は、地元産業である扇子づくりの改善のため「のりづけ工具」のプロトタイプ(試作品)を製作し、村に提案しました。帰国後、学生は夢考房で短期間のプロジェクトをたち上げ、「のりづけ工具」の製品化に取り組み、完成した「のりづけ工具」を持って、学生が9月にインドネシアの村を訪問しました。報告会では「のりづけ工具」の製品化の取り組みや、製品に対する村人からの意見や問題点等について学生が発表します。
今年9月のプログラムでは、新規のテーマとしてインドネシアの村で、竹製家具の製作過程の改善や現地特産品販売に取り組みました。報告会では、フィールドワークを通じて問題発見から解決策の創出に至った具体的な取り組みの内容について、参加学生により発表が行われます。
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