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全日本学生室内飛行ロボコンで「ベストデザイン賞」「ベストパイロット賞」受賞
金沢工業大学の夢考房小型無人飛行機プロジェクトが、10月12日(金)から14日(日)まで愛知県のポートメッセ名古屋 第2展示場で開催された「第8回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」(主催 日本航空宇宙学会)に「イーグル5」と「イーグル6」の2チームで出場し、イーグル5が「ベストデザイン賞」を、そしてイーグル6が「ベストパイロット賞」を受賞しました。
夢考房チームのベストデザイン賞受賞は第4回大会(2008)、第7回大会(2011)についで3回目。ベストパイロット賞は初めての受賞となります。
全日本学生室内飛行ロボットコンテストは、小型のラジコン飛行機を使って、4分間以内に指定された場所に救援物資(一個12~15gのお手玉)を3個以上(最大5個)運び、その輸送位置の正確さや機体の性能、操縦性を競う競技会で、全国から56チームが参加して行われました。
【夢考房チームの機体の特徴】
イーグル5
長時間の滑空及び低速、安定飛行により高得点を獲得することを目的した機体で、高アスペクト比の翼により誘導抵抗を軽減し長時間の滑空を実現した。また、主翼の平面形をテーパ翼にすることで長い翼幅にもかかわらずねじれにくい翼になり、低速、安定飛行を実現した。
イーグル6
大会初の逆ガル翼(*)による特別賞(ユニークデザイン賞)獲得を目的とした機体で、後退角と前進角、下反角と上反角を組み合わせたユニークな翼になっている。また、可変機構や双発にすることで更にユニーク性を増した機体になっている。
(*)「ガル翼」とは「かもめ翼」の意味で、翼がM字型に広がるもの。逆ガル翼とはこのガル翼を上下逆にしたものをいう