記事詳細

KIT発“究極の省CO2環境共生型住宅”の全体像がついに完成(5/20)

国土交通省平成20年度(第1回)住宅?建築物省CO2推進モデル事業 採択
「アルミハウスプロジェクト」 が上棟見学会
-KIT発 “究極の省CO2環境共生型住宅”の全体像がついに完成-


産学連携で取り組むアルミハウスプロジェクトの「アルミ住宅上棟見学会」が、平成21年5月20日(木)11時から金沢市M邸にて行われます。 


「アルミハウスプロジェクト」について
2002年に建築基準法が改正され、アルミニウムが構造体として認定されましたが、熱伝導率が大きいことや、素材自体が高コストであるため、スチールやコンクリート、木材に代わる構造材としての普及には至っていません。しかし、アルミニウムは、耐久性や部材精度の高さ、リサイクル性の良さなど、環境時代における有効な建築素材として、多くのポテンシャルを有しています。
本プロジェクトでは、「北陸の主要産業の一つであるアルミという素材の有利点を活かす」ことを目的に、施工、運用?維持管理、再生?再使用という、ライフサイクルを通じたトータルな省CO2環境共生型住宅の開発を目指しています。


上棟見学会について
上棟見学会には、プロジェクトを推進する本学教員(環境?建築学部 宮下智裕准教授、永野紳一郎教授)やアトリエ?天工人(主宰 山下保博氏)をはじめとする連携企業の関係者約40名が参加し、プロジェクトの実施状況と金沢市M邸の特色について説明を行います。


金沢市M邸の主な特色
すべての構造に「アルミ構造体」を採用。さらに地中熱利用による「アルミ構造体を用いた放熱機(輻射式冷暖房システム)」や「太陽光発電」「照明のオールLED化」「オール電化」「屋上緑化」「アルミと緑と雨水利用による緑のカーテン」などを導入することで、徹底した省CO2化とランニングコストの“0”化を目指しています。
湿気や雨?雪の多い北陸の地でアルミハウスの利点を実証することで、ユニット化や商品化といった新たなビジネスの創出に繋がるものと期待されています。


「省CO2」5つのポイント


  1. 新たなアルミ構造システムを用いた施工時の作業簡略化、資源の再使用によるCO2削減
  2. 運用時の冷暖房におけるエネルギーの効率化によるCO2削減
  3. 運用時の照明における省エネルギーよるCO2削減
  4. 自然エネルギーの有効活用によるCO2削減
  5. 熱環境負荷の軽減によるCO2削減

 アルミハウスプロジェクト

*本プロジェクトは国土交通省平成20年度(第1回)住宅?建築物省CO2推進モデル事業として採択されています。

KIT金沢工業大学

  • Hi-Service Japan 300
  • JIHEE
  • JUAA
  • SDGs

KIT(ケイアイティ)は金沢工業大学のブランドネームです。

Copyright © Kanazawa Institute of Technology. All Rights Reserved.