開講科目の詳細
生成AIとビジネス?知財特論
Generative AI in Business and Intellectual Property
担当教員
受講対象者
生成AIのビジネス活用に関心があり、生成AIの基礎から応用、法的な側面まで幅広く学びたいビジネスパーソン全般
授業の主題と概要
この科目は、生成AIの基礎からビジネス応用、知的財産に関する法的課題までを、専門家によるオムニバス形式で実践的に幅広く学ぶことを目的としています。講義では、まず生成AIの基本概念、歴史、技術的背景、代表的なツールの仕組みと使い方の基礎を確認し、職種別?業種別のインパクト、具体的な活用事例を通して、ビジネスにおける応用を理解していきます。くわえて、発明、著作物、商標、意匠に関する法的課題とリスク管理など、法的側面からの生成AI活用を検討します。また、コンテンツ制作などでの生成AIの役割、業務上の利用では欠くことができないAI倫理や企業責任としてのデータ管理などを議論します。最後に、企業での導入事例とその成果、課題、成功指標を分析し、自社での応用を考察します。本科目では、各分野の専門家や実務経験豊富なゲスト講師を招き、講義と実践的な演習を通して、生成AIのビジネス活用を深めます。
到達(習得)目標
この科目を通して、受講者は、生成AIの基礎知識、ビジネス応用、知的財産に関する法的課題、倫理的な問題を理解し、具体的な活用方法やリスク管理を学び、ビジネスイノベーションを推進できるようになることを目指します。また、実務経験者の事例から実践的なビジネスアイデアを考察し、自社での応用につなげることを目指します。
講義スケジュール
講義 回数 |
講義テーマ |
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1,2 | ?生成AIの基礎:生成AIの基本概念や歴史的/技術的背景に加え、代表的なツールを紹介し、生成AIの応用可能性を考える基礎を学ぶ ?ビジネス応用の現状/未来と社会的インパクト:生成AIのビジネス応用の全体像を示し、その社会的インパクトを、職種別や業種別に議論する |
3,4 | ?発明分野での生成AIの応用とビジネスチャンス:発明支援における生成AIの役割、特許戦略、新しい技術開発の加速化などについて議論する ?クリエイティブ分野での生成AIの応用:生成AIがクリエイティブプロセスに与える影響や可能性などについて議論する |
5,6 | ?生成AIと知的財産:法的課題とリスク管理:生成AIにおける法的保護の課題やリスク、および具体的な対策などについて議論する ?データの倫理とプライバシー保護:プライバシー、バイアスなど、生成AIが引き起こす可能性のある倫理的リスクと対応策について議論する |
7,8 | ?生成AIのビジネス実例と成功/失敗分析:生成AIを実務に展開した成功事例、失敗事例から成功要因やリスク、展開に必要なスキルなどを学ぶ ?生成AIの実務導入事例紹介、後続科目紹介:生成AI導入による変革の狙いや課題を共有し、実践的な活用アイデア創出について考察する |
開講について
開講時期: 2学期
開講形態: 2コマ(180分)×4日間
講義回数: 全8回
※状況に応じて、一部変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
テキスト/参考図書
【テキスト】-
【参考図書】
中崎 尚 (2024) 「生成AI法務?ガバナンス」商事法務, ISBN10: 4785730706