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学生は、「実施計画書」に基づいて、主体的に概要設計から詳細設計へと一連の設計作業を行ないます。この間、定期的に「運営委員」と意見交換を行ない、企業のノウハウやアドバイスおよび金沢工業大学の教職員からの指導を受けます。また、この設計を通して部品やモジュール等の一つひとつについて、キャンパス内の設備・機器で製作するものと、連携企業先の設備・機器で製作するものを仕分けるなど製作工程の具体化を図ります。 |
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製作したものについては、企業の技術者と共に検査や評価を行ない、品質管理の実際を体験します。また、企業で製作するものについては、その製作過程でノウハウ、安全管理、廃棄物管理およびコスト意識等を習得します。 |
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製作した成果物に対して、「実施計画書」で決めた仕様や性能を満足しているか等の実験と評価を行ないます。 |
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学生チームは、これまでの経緯、成果、得られた経験、ノウハウ等を「成果レポート」としてまとめ「推進委員会」に提出します。「成果レポート」は、文書に加えて静止画、音声、動画も含む場合もあり、レポートの内容は、活動経緯、活動を通して明らかになった事項、実験・実習の目的・方法・結果・考察等企業で経験したことを可視化できる形として残せるものを求めます。また、製作した製品に対するメンテナンス・マニュアルや取扱い説明書の作成も含みます。 |
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「運営委員」は、支援内容や学生の成果に対する評価をまとめた「評価レポート」を「推進委員会」に提出します。「評価レポート」は、学生が作成した「実施計画書」と「成果レポート」および「活動成果発表会」の内容を総合的に評価し、学生の次年度への活動の起点となる視点で作成します。 |
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活動成果によっては、知的財産権に関する活動を行なうこともあります。 |
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活動の区切りとして年度末に「活動成果公開発表会」を開催します。この発表会は、企業、自治体、学生の卒業高校の教員、保護者、他大学関係者、金沢工業大学の学生と教職員等を対象としており、学生は正装して活動の目的、チーム編成、スケジュール、活動プロセス、成果、予算等について説明し、様々な視点での評価を受けます。 |
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学生は、これまでの活動を通して新たな技術課題を見出せるため、この学習を継続させることと、より専門性の高い学習へ発展するために、金沢工業大学の学部教育の集大成であるプロジェクトデザイン科目のテーマとして取組みます。この時点で課外活動から正規の課程に接続します。 |