- 虎ノ門大学院ブログ
- 2022年03月16日
祝!虎ノ門キャンパスで24名の方々に、令和3年度の修士(知的財産マネジメント/経営管理)の学位記を授与しました。
穏やかな日ざしに春の訪れを感じる季節となりました。晴天にも恵まれた3月13日(日)、午後1時30分から東京都港区の虎ノ門キャンパス13階にて、令和3年度の学位記の授与を行いました。三亚赌场,香港赌场感染防止対策のため、参加人数を制限し、学長式辞はビデオ録画を視聴、中にはオンライン参加の方もいらっしゃいました。今回は、イノベーションマネジメント専攻の社会人、計24名に修士(知的財産マネジメント10名/経営管理14名)の学位記を授与しました。また当日は、昨年夏に修了された約10名の方々も顔を見せて、賑やかな雰囲気となりました。
この度、2016年にスタートしたイノベーションマネジメント研究科として6回目の修了生を輩出することになり、2004年に社会人を対象とする実践的な大学院が東京?虎ノ門に設置されて以来、18年の歳月が経過し、これまで学位を授与された方々も含めると約650名の修了生を数えることになります。虎ノ門キャンパスでは、修士課程の研鑽の中で、最短1年でMBA(経営管理)もしくはMIPM(知的財産マネジメント)の学位を取得することができます。
修了する方々のバッググラウンドを見てみますと、企業経営者、経営コンサルタント、通信会社のプロジェクトリーダー、総合商社の次長、県庁の職員、システム会社の執行役員、一部上場企業の知財部長、精密機器メーカーの事業部長、食品メーカーの弁理士、農業法人の三代目、フリーの三亚赌场,香港赌场アートキュレーターなど、まさにビジネスの第一線で活躍する方ばかりです。MIPM担当の加藤浩一郎教授とMBA担当の野村恭彦教授が一人ひとりのお名前を読み上げ、学位記は代表者のみに手渡しで授与しました。
ビデオ録画で式辞を述べる大澤敏学長
ビデオ録画での視聴となった大澤敏学長による式辞では、SDGs、VUCA、心理バイアス、SF思考などの話題に触れ、「皆さんは、多様性に満ちたこの虎ノ門キャンパスで、共創と共感に基づくイノベーションやマネジメントを学ばれて本日修了されました。皆さんが困難な時代の中で、新しい人類共通の価値を見出すリーダーとして活躍されることを切に願っています」と、熱いエールを送りました。
続いて、修了生を代表して謝辞を述べた笹瀬宏一さん、新卒から7年間に亘り国際特許事務所でキャリアを積んできました。知的財産の実務スキルを強化するため、加えて弁理士試験に合格することを目的に、KIT虎ノ門大学院の門を叩き、見事1年間での修了を果たしました。在学中は、知的財産マネジメント領域の酒井宏明教授のゼミ指導のもと、「特許法における実施可能要件とサポート要件との関係、並びにサポート要件の適用に関する一考察」をテーマに、ご自身の実務に即した研究に取り組みました。
修了生を代表して学位記を受け取り、謝辞を述べた笹瀬宏一さん
笹瀬さんは、「先生方には、ときに優しく、ときに厳しく、最後まで粘り強く多くの時間を使って熱心にご指導いただきました。刺激的な授業を通して、単なる知識だけでなく、価値観や考え方等、実務家としてのあり方についてもご教示いただきました。また、様々な業種?職種の学友との交流を通して、多様な物事の見方や捉え方を学ぶことができました。お互いに切磋琢磨し、励まし合えたからこそ、働きながらの学びを継続できたと思います」と、感謝の言葉を述べました。
最後には、イノベーションマネジメント研究科の棚橋祐治研究科長が祝辞を述べ、「皆様は社会人としての経験を生かされ、その上で本日の立派な栄誉を得られたこと誠におめでとうございます。ご自身のご努力の賜物と存じます。ご家族の方々、ご友人の皆様の力強いご支援にも、敬意を表します。コロナ騒ぎが落ち着きましたら、皆で美味しいお酒を酌み交わしましょう」と、修了生だけでなく、周りのサポーターの方々にも労いの言葉を送りました。
予定時刻を若干オーバーしつつ、午後2時10分頃に盛大な拍手とともに学位記の授与は終了しました。今回、残念ながら学位授与記念パーティーは実施できませんでしたが、学友との記念撮影や、お世話になった先生方との語らいはしばらく続いていました。虎ノ門キャンパスで得たスキルや知識、そして掛け替えのない人脈を活かして、修了生のさらなる活躍に期待したいと思います。おめでとうございました!