科学技術倫理セミナー
ネットワーク会社と考える超スマート社会 (2019.6.27)
2019年6月27日(木)に金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所が主催する『令和元年度 第一回科学技術倫理セミナー 「ネットワーク会社と考える超スマート社会」』を開催した。このセミナーは、平成29年度 文部科学省私立大学研究ブランディング事業の一環で開催し、本学学生のほか、社会人など合計で13名の参加があった(社会人5名)。セミナー後のアンケートでは、参加者のほとんどから「参加して良かった」、「自分にとって学びとなった」との回答があった。
最初に、ネットワンシステムズ株式会社 手塚 千佳様と竹花 壮太郎様から、ICTやAI?Big Dataの活用がもたらす超スマート社会の実現に向けた国や企業の取り組みについての概要説明やデモを交え、分かりやすく、後に続く哲学対話への話題を頂いた。話題提供のなかでは、AIを活用した顔認証を例に、正確な個人認証による成りすまし防止などのメリットの説明や本人の意思と無関係に、個人行動の情報が収集される可能性など超スマート社会における倫理的課題について説明された。
その後、金光 秀和 教授がファシリテーターを務め夏目 賢一准教授も加わり、参加者全員で哲学対話を行った。哲学対話では、「IoT/AIの発達により、様々な個人情報が収集?共有されることの怖さ」や「個人情報が共有されることが当たり前となった世界について考えたい」、「AIにもできること、人にしかできないことをしっかりと議論したい」など活発な議論や意見交換が行われていた。
内容 |
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日 時 2019年6月27日(木) 17:05~18:45 |
会 場 金沢工業大学扇が丘キャンパス パフォーミングスタジオ(23号館) 石川県野々市市扇が丘7-1 |
参加費 無料 |
プログラム 17:05~17:10 開会挨拶(科学技術倫理応用研究所 所長 西村 秀雄 教授) 17:10~17:55 話題提供(ネットワンシステムズ株式会社 手塚 千佳 氏 竹花 壮太郎 氏) 17:55~18:45 哲学対話 |