尾関 健二


教授・博士(農学)

尾関 健二

OZEKI Kenji
最終更新日 2024/10/16

■略歴
1978年
 
3月
 
岐阜大学 農学部 農芸化学科 卒業

1980年
 
3月
 
岐阜大学大学院 農学研究科 農芸化学専攻 修了

1980年
 
4月
 
大関株式会社 総合研究所 研究員 

1988年
 
4月
 
株式会社醸造資源研究所 国税庁醸造試験所 研究員 

2002年
 
4月
 
大関株式会社 総合研究所 統括リーダー 

2004年
 
8月
 
築野食品工業株式会社 企画開発 テクニカルアドバイザー 

2005年
 
4月
 
金沢工業大学 教授 

2016年
 
4月
 
金沢工業大学 バイオ・化学部 バイオ・化学系 応用バイオ学科 教授 

2018年
 
4月
 
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用バイオ学科 教授 



■専門分野
専門:高温障害米用の醸造酵素剤開発、麹菌・酵素分解・酵素生産(アクリルアミド、αEG)、バイオコンバージョン(バイオエタノールを含む)、機能性食品・化粧品素材開発、有用物発酵生産(αEG、レジスタントプロテインなど)

■研究業績
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■学生へのメッセージ

私は大学院卒業後に日本酒メーカーの大関で24年間、大学にお世話になって20年目を迎えます。研究テーマはライフワークとして麹菌関連であり、不思議な縁で麹菌のゲノム解析をいかに利用できるかを考える大学のゲノム生物工学研究所に所属し、大学院生や大学生の研究テーマに麹菌関連を盛り上げる研究テーマを考えてきました。これまでに麹菌の能力を生かした奥が深い発酵物である日本酒、一番単純な発酵物である甘酒などの成分の機能性を研究しています。石川県は麹菌をはじめとする発酵産業が盛んで、日本酒、醤油、味噌、いしる、かぶら寿司、甘酒、フグの卵巣の糠漬けなどがあり、この麹菌の能力に着目し胃腸薬「タカジアスターゼ」を開発したのが、地元の偉人である高峰譲吉博士です。従って授業やプロジェクト活動で高峰先生の業績を実験など通じて教えあう機会を設けて、伝承していってもらいたいとも考えて教育研究に取り組んでいます。
「麹菌研究を振り返って」生物工学会誌,99,571(2021)https://www.jstage.jst.go.jp/article/seibutsukogaku/99/11/99_99.11_571/_pdf/-char/ja



■担当科目
分子生物学  バイオ・化学基礎実験・演習B(応用バイオ)  食品栄養学  プロジェクトデザインV(尾関健二研究室)  バイオ工学入門  専門ゼミ(応用バイオ学科)  バイオ工学研究(尾関健二)  酵素工学統合特論  

■所属学科
バイオ・化学部 応用バイオ学科