令和4年度 科学技術倫理セミナー
「物質文明の正しい理解を目指して」
令和4年度科学技術倫理セミナーを以下の通り開催します.多数の方のご参加をお待ちしております.
講演者からのメッセージ
20世紀末以降の情報科学および技術の社会適用の急速な進展により,それまでの物質を中心とする社会(物質文明)は情報を中心とする社会(情報文明)に激変しつつあります.情報文明の行きつく先は誰にも見えていません.見えていないからこそ,科学的に解明されたこと,技術的に可能になったことを社会適用することのリスクに,私たち人間は慎重に対応してゆく必要があります.決して成り行きに任せてはなりません.そのためには物質文明の真っただ中にいた世代がそれはどのような文明だったのかを反すうし,そこから得られる知の集積を,情報文明の担い手となるこれからの世代に伝えるべく努力する必要があります.
環境倫理学の中で世代間倫理という言葉が使われるようになって久しいですが,文明を時間軸上で考え,今なすべきこと,なしてはならないことについて合意形成を図ることも,世代間倫理であると言ってよいのではないでしょうか.
【主催】 | 金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 |
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【開催日時】 | 2023年 2月 28日(火曜日) 15:00~16:30 |
【会場】 | オンライン(Zoom) ※ 後日、Zoomのアクセス先を申込みメールアドレス宛へお送りいたします。 |
【プログラム】 | 15:00~15:10 趣旨説明(栃内 文彦(金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 所長) 15:10~16:10 講演(大来 雄二(金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 客員教授)) 16:10~16:30 ディスカッション |
【対象者】 | 大学関係者や技術者に限らず、ご関心のある方はどなたでもご参加ください。 |
【参加費】 | 無料 |
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