夏目賢一氏出版記念講演会 「日本の技術者倫理と西洋文化」

日本に現在のような技術者倫理教育が導入されたのは1990年代後半であった。その背景には、しばしば指摘されるように、経済のグローバル化があったことは確かである。その一方で、西洋(とくに米国)の技術者倫理を日本にも取り入れようとする動きは戦前から存在していた。これらの動きのいくつかはこれまでにも断片的に知られていたが、夏目賢一氏は昨年に出版した『Japan's Engineering Ethics and Western Culture : Social Status, Democracy, and Economic Globalization』において、近現代日本における技術者倫理の導入の試みを明治時代までさかのぼって包括的に論じている。西洋の技術者倫理の日本への導入にはどのような問題関心や期待があったのだろうか。その歴史になにか一般的な理解を見出すことはできるのだろうか。本講演会では著者である夏目氏にご著書をもとにこの歴史について解説いただき、お二人のコメンテーターに批評いただきながら、日本の技術者倫理と西洋文化の問題について考えたい。


【主催】金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所
【開催日時】2022年 3月 2日(水曜日) 17:30~19:00
【会場】オンライン(Zoom)
【講演者】夏目 賢一 (金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 准教授)
【コメンテーター】栃内 文彦 (金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 教授)
鈴木 俊洋 (崇城大学 教授/科学技術応用倫理研究所 客員研究員)
【対象者】大学関係者や技術者に限らず、ご関心のある方はどなたでもご参加ください。
【参加費】無料
 ※ Zoomのアクセス先は、
  開催の1週間前を目途に申込みメールアドレス宛へお送りいたします。


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